マシュー・ペリー、『フレンズ』時代と依存症との戦いを綴った自叙伝を執筆

『フレンズ』のチャンドラー役で人気を集めたマシュー・ペリーが、一世を風靡し多忙を極めた『フレンズ』時代と依存症との戦いを綴った自叙伝を執筆したとVanity Fairが伝えている。

イギリスに本社のあるマクミラン出版社のアメリカ支店であるFlatiron Booksは、マシュー初の自叙伝を世界的に出版する権利を勝ち取ったことを発表。タイトル未定のこの自叙伝は2022年秋、出版にむけて製作予定だ。

本の中では『フレンズ』の裏側や、ドラッグとアルコール依存症との戦いについても語られるという。マシューのトレードマークともいえるユーモアと共に率直に自己を振り返る一冊になり、すべてを手にしているかのように見えながら、いったい何が依存症を加速させ、長き戦いになったのかを語る。

『フレンズ』のキャストが自叙伝を手掛けるのはこれが初めて。出版社のメーガン・リンチは声明の中で「私たちはユーモア、カタルシス、同意できる何かを求めています。マシューの唯一無二の声で語られる彼自身の素晴らしいストーリーこそ、まさに求めるものでした。孤独と分断が叫ばれる今、この時代、マシューの本は人々を結びつける可能性をもっています」とコメントした。

2016年、BBCに過去の依存症のひどさについて『フレンズ』のシーズン3からシーズン6にかけての3年間の記憶がほぼないほどだと話していたマシュー。1997年と2001年に更正施設に入っていたこともあるため、今年5月に実現した『フレンズ:ザ・リユニオン』の企画段階にも、マシューが登場できるのか心配するファンも多かった。2017年以降、活動をセーブしていたマシューは無事『フレンズ:ザ・リユニオン』で久しぶりに元気な姿を見せ、世界中のファンを喜ばせた。俳優としてはもちろん、2015年から2017年にかけて放送されたCBSのシットコム『The Odd Couple(原題)』や2011年にABCで放送されたシットコム『Mr. Sunshine(原題)』ではクリエイターとしても名を連ね、ストーリーテラーとしても活躍。ジャーナリストの母を持っていることもあり、満を持しての書籍出版ともいえる。

マシューの元気な姿が見れる『フレンズ:ザ・リユニオン』はU-NEXTで独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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『フレンズ』(C)Bright/Kauffman/Crane Productions in association with Warner Bros. Television Production Inc.