『エージェント・オブ・シールド』はマーベル短編映画がきっかけで誕生!?

Blu-rayに収録された短編映画「マーベル・ワンショット」が、米ABCの人気マーベルドラマ『エージェント・オブ・シールド』の誕生に大きく関わっているという。米Screen Rantが伝えている。

マーベル・スタジオで共同社長兼プロデューサーを務めるルイス・デスポジートが、マーベル映像作品の軌跡を記録した著書「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe(原題)」で、Blu-rayに収録された短編映画シリーズ「マーベル・ワンショット」の1作『アイテム47』が、『エージェント・オブ・シールド』の誕生に大きく関わっていると明かしている。

『アイテム47』は、2012年に公開された映画『アベンジャーズ』のBlu-rayに収録され、クレア・ワイズ(リジー・キャプラン)とベニー・ポラック(ジェシー・ブラッドフォード)のカップルを主人公に、"ニューヨーク決戦"後、チタウリの兵器("アイテム47")を拾った二人が、ひょんなことからS.H.I.E.L.D.のメンバーになっていく姿を描く。同作の監督を務めたのがエスポジートだ。

4日間で作業したという『アイテム47』をエスポジートは、当時ディズニーのCEOだったボブ・アイガーに見せたところ、「これは素晴らしいドラマシリーズになるのではないか」と言われたという。

「マーベル・ワンショット」には、『マイティ・ソー』(2011年)のBlu-Rayに収録された『相談役』や、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)に収録された『ハンマー墜落現場へ向かう途中での出来事』という短編もあり、両作ともに、『エージェント・オブ・シールド』の主人公フィル・コールソン(クラーク・グレッグ)がフィーチャーされている。そして、一般人がS.H.I.E.L.D.のメンバーなるというのは、『エージェント・オブ・シールド』のメインキャラクター、スカイ(デイジー・ジョンソン)と通ずるところがある。もし、これらの短編が製作されていなければ、『エージェント・オブ・シールド』が誕生することはなかったかもしれないというわけだ。

なお「マーベル・ワンショット」には、『アイアンマン3』(2013年)のBlu-rayに収録された『エージェント・カーター』と題された短編もあり、この作品はABC製作による同タイトルのマーベルドラマシリーズを生み出すきっかけとなり、ヘイリー・アトウェルが主人公ペギー・カーターを演じている。

(海外ドラマNAVI)

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『エージェント・オブ・シールド』© 2013 ABC Studios and Marvel Television. All Rights Reserved.