映画『グラディエーター』や大ヒットドラマ『グッド・ワイフ』などを手掛けたリドリー・スコット。自身の代表作である『ブレードランナー』と『エイリアン』のTVシリーズ版の製作が急速に進んでおり、両作のパイロット版の脚本が完成していることがわかった。米Varietyが報じている。
11月22日(月)に行われた英BBCとのインタビューで、『ブレードランナー』の実写版が10話のシリーズとして計画されていると明かした。
「『ブレードランナー』のパイロット版の脚本と大まかなあらすじをすでに書いています。シリーズ用として10時間を予定しています」同時に、スコット監督はシリーズ版『エイリアン』も「似たような扱いを受けている」と述べている。パイロット版と8~10時間のドラマの中で何が起こるかを示す概要が書かれているという。
『エイリアン』シリーズ製作のニュースは、2020年12月に発表。米FXが手がけ、ショーランナーには『FARGO/ファーゴ』や『レギオン』などを手がけるノア・ホーリーが起用されている。FXのジョン・ランドグラフは昨年、このプロジェクトを「地球を舞台にした初の『エイリアン』ストーリーであり、『エイリアン』第1作の時代を超越したホラーと、第2作目のノンストップ・アクションの両方を融合させることで、のけぞるような恐怖の連続の展開となるだろう」と話していた。
スコット監督が『ブレードランナー』ドラマ版について話しをしたのは今回が初めてだが、映画をベースにしたアニメシリーズ『Blade Runner: Black Lotus(原題)』は、今月初めに米Adult Swimで初放送されている。本シリーズには声優としてジェシカ・ヘンウィック(『Marvel アイアン・フィスト』)、ウィル・ユン・リー(『グッド・ドクター 名医の条件』)、ウェス・ベントリー(『アメリカン・ホラー・ストーリー』)らが出演している。(海外ドラマNAVI)
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『エイリアン4』© FAMOUS
※監督はリドリー・スコットではなく、ジャン・ピエール・ジュネ。