『SATC』製作総指揮が、50代になったキャリーたちを描きたいと思った理由とは?

ニューヨークを舞台に、4人の女性の友情と恋愛を描いた大ヒットドラマ『SEX AND THE CITY』の続編ドラマ『AND JUST LIKE THAT/セックス・アンド・ザ・シティ新章』のリリースが迫るなか、製作総指揮がなぜ50代になったキャリーたちを描きたいと思ったのか、その理由を明かしている。

米HBO Maxで製作される全10話となる『And Just Like That...』は、キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)とミランダ(シンシア ・ ニクソン)、そしてシャーロット(クリスティン・デイヴィス)の3人が、30代の時よりもさらに複雑になった50代での友情や現実社会を歩んでいく様子を描く。

オリジナル版で製作総指揮を務め、映画版2作で監督・脚本・製作を担ったマイケル・パトリック・キングは、「人生では35~55歳の間に多くの出来事が起きる」と強調しながら、50代になったキャリーたちを描きたいと思った理由について米The Hollywood Reporterに語った。

「常に私はストーリーのアイデアを持っていました。10話だと伝えることができる物語の量が多いため、シリーズとして提供するのが最適だと思いました。新しいキャラクターを登場させ、おまけではない彼らの人生も本格的に番組で描くのです。

そのアイデアを簡単に言うと、誰かが"ねえ、昨日道でキャリー・ブラッドショーを見かけたよ"と言うと、他の誰かが"彼女の見た目はどうだった?"と聞く。つまり、しばらく会っていなかった人を道で見かけたときに説明する方法として、容姿を表現するのが一番簡単ですが、(見た目が変わっていても)その人は同じ人物です。私にとって、いつもキャリーたちは生きていて、ニューヨークも信じられないほど生き生きしています。

ですが世界は大きく変化し、"彼女たちの生活や世界、そして社会がどのように進化したのか、そして人々の話題の質が向上したのか、それとも話題に上っていないことが進歩したのかを見ることができれば、どれほど面白いだろうか?"と思ったんです。また、人間関係は変化して結婚したり離婚もします。35歳から55歳までは多くのことが起こりますからね」

続編には中心となる3人のほか、キャリーの夫ミスター・ビッグ役のクリス・ノース、ミランダの夫スティーヴ役のデヴィッド・エイゲンバーグ、シャーロットの夫ハリー役でエヴァン・ハンドラー、スタンフォード役のウィリー・ガーソンが続投。

さらに新キャストとして、ニコール・アリ・パーカー(『Empire 成功の代償』)、サリタ・チョウドリー(『ブラインドスポット タトゥーの女』)、サラ・ラミレス(『グレイズ・アナトミー』)、カレン・ピットマン(『Marvel ルーク・ケイジ』)が参加する。

50代になったキャリーたちのどんな物語が綴られるのか楽しみな『AND JUST LIKE THAT/セックス・アンド・ザ・シティ新章』は、U-NEXTで12月29日(水)0:00 より独占配信。(海外ドラマNAVI)

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