新『ゴシップガール』が女優デビュー!モネ役のサバンナ・リー・スミスを直撃

企画段階から大きな話題を呼び、日本でもU-NEXTにて見放題独占配信中の新シリーズ『ゴシップガール』。よりスキャンダラスに、ファッショナブルに新しく生まれ変わった本作の出演者3名へのインタビューが先日行われた。本記事では、モネ・デ・ハーンを演じるサバンナ・リー・スミスのインタビューを紹介しよう。

富豪の娘で、学園の教師たちを馬鹿にしているモネはジュリアン(ジョーダン・アレクサンダー)のSNSマネージャー。メイクとファッションを担当しているルナ(ザイオン・モレノ)も合わせて3人でつるんでいることが多い。そんなモネ役を担うサバンナは、現役大学生の21歳で、本作で女優デビューを果たしている。

――今回の新『ゴシップガール』が女優デビューということですが、どんな思いで撮影に臨みましたか?実際に演じてみていかがでしたか。

期待以上でした。最初の作品がすでに有名であるということがどういうことか、全く想像がつきませんでした。誰もがオリジナル版をとても大切にしているので、少しプレッシャーも感じました。でも台本を読み、すべてが始まってからは、すぐに興奮へと変化しました。キャストはみんな素敵でしたし、何もかもがただ素晴らしかったです。

――演じるモネは悪役ですが、そんな役でデビューを飾ることになったことについて、どう考えていますか。実はこのキャラクターを演じたかったんだけど...ということはありますか。

答えはノーです。他に演じたかった役はありません。モネはとても私に合っている役だと思います。ただ、とても共感できるというわけではないですけどね。モネは意地悪ですが、私自身がそこまで意地悪かどうかは分かりません。そうじゃないといいんですけど。この役に決まったと聞いたとき、すでに多くの人に愛されているカルト的な名作に関われるということで、とても嬉しく感じました。

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――サバンナさんご自身の学生時代は、モネと言うよりむしろゾヤのようにいじめられる対象だったと聞いていますが、そんな自分の体験がモネを演じる上で役立っていますか。

そうですね、私自身は間違いなくゾヤに共感します。幼い頃は引っ越しが多くて、いつもその街の新入りの女の子という立場で、知り合いが誰もいないという状況でした。新しい友達を作らないといけなかったんです。だからゾヤが仲間外れにされる気持ちや、一人でいるときの気持ちがよく分かります。高校では自分の属するグループが見つかり、演劇を始めて、それからは良くなったと思います。それでも意地悪な女の子はいましたし、少しはいじめもありました。モネという役を作り上げる上で、確かに彼女達からインスピレーションを得ていますね。

――サバンナさんから見て、今回演じたモネはどんな女性ですか?彼女の魅力を教えてください。

モネはこの作品において、たくさんのことを表現していると思っています。黒人の同性愛者である意地悪な女の子という存在は、テレビや映画ではかなり新しいと思います。一番魅力的な部分の一つですね。モネは自分の決定を正当化する必要性を感じていませんし、自分の行動に絶対の自信を持っています。私もそんな風になりたいと思いますから、その部分ではモネを尊敬しています。

――モネはアイコニックなセリフが多いですが、特に記憶に残っているお気に入りのワンライナーは何でしょう?

モネには良いワンライナーがたくさんあるんですけど...。私の一番のお気に入りかどうかは分かりませんが、友達や家族が一番言及したセリフは、「Shuffle off that Buffal-hoe」です。モネは他にもゾヤのことを"Buffa-local"と呼ぶんですが、それも面白かったです。台本を読んだ段階でも笑えましたし、本番で口にするのも楽しかったです。

※ゾヤはニューヨーク州のバッファローから引っ越してきたという設定。ここで挙げられているのは「Buffalo」をもじって揶揄したセリフ。

――いわゆる悪役を演じるのはストレスを感じることでもあると思います。どのようにして実生活とマインドを切り替え、リラックスしていますか。

まず帰ってやることは、スマホをオフにして手放すことです。ソーシャルメディアから離れて、数時間はスマホを鳴らさないようにします。家での時間は自分の再構築のような時間です。それから、スキンケアやセルフケアが好きですね。お風呂に入ったりキャンドルをともしたり、ワインを飲んだり音楽を聞いたり。そういったもので自分を落ち着かせます。それでも、1日に12時間もセットの中にいることもありますからね。それ程長く入っていると、(モネのような)負荷のかかる役は大変です。

――本作はストーリーだけでなく、ファッションも魅力の一つです。モネのファッションの中で一番印象的だったもの、気に入っている衣装はありますか。

一番印象に残っているのは第1話の衣装ですね。ファッションショーのシーンがあって、すべての衣装が才能ある若手黒人デザイナークリストファー・ジョン・ロジャーズのものなんですが、私も彼のデザインは大好き。私は紫のスーツを着ました。他に私が着た中でお気に入りだったのは、ハロウィンのエピソードのものですね。ナオミ・キャンベルを真似てデニムのドレスを着たのですが、とても楽しかったです。

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――シーズン2ではオリジナルからのカメオ出演が増える可能性をクリエイターが語っていますが、ご自身が最も共演してみたいオリジナルのキャストはどなたですか。

ブレア役のレイトン・ミースターに戻ってきてほしいですね。モネを演じるうえでもブレアからインスピレーションをもらっていますし、ブレアはオリジナル版でのお気に入りのキャラクターなんです。

――シーズン1前半でのモネは常に攻めの姿勢のキャラクターでしたが、彼女の恋愛や悩みなどの面も気になります。今後それに期待できますか。

ええ、シーズン1の後半でモネの本当の姿が見えてきます。前半では人間として未発達のような感じでしたが、後半では、モネと家族の関係性が変わってきたり、新しいキャストが入ってきたりして、彼女の人間性が少しずつ見えてきます。私は、モネを冷たいキャラクターとして見てもらいたくありません。彼女はそういう人間ではないと思いますから。モネは表向きに、固い仮面をかぶっていると考えています。だから、そこを壊し始めるのを一番楽しみにしています。

――シーズン2で楽しみにしておいてほしいことや見逃してほしくないことはありますか。

まずは全キャラクターがより広がっていきます。特にマックスとモネについていえば、彼らが何を考えているのか、何をしようとしているのかがもっと見えてきますね。間違いなく、モネをたくさん見ることができますよ。それから、皆さんが『ゴシップガール』に期待するような、ドラマがもっとあります。ファッションもレベルを上げて、シーズン2のすばらしさの半分を担っています。オンエアを見たときの皆さんの反応が楽しみね。

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サバンナの女優デビュー作でもあるHBO Maxオリジナルシリーズ新シリーズ『ゴシップガール』シーズン1は、前半6話がU-NEXTにて見放題で独占配信中。後半6話は2021年12月24日(金)より配信開始予定だ。(海外ドラマNAVI)

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(2021年12月時点での情報です)

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