実在の人物を含めた様々なキャラクターを演じ、人々に感動を与えたり啓蒙したりしてきたオスカー俳優のマシュー・マコノヒー。そんな彼が、俳優デビュー作で殺人犯を捕まえる手助けをしていたことが明らかになった。
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放送をきっかけに、14年間逃亡していた犯人が捕まる
マシューは先日アーカンソー州リトルロックで開催された映画祭に参加した際に、この事実を明かした。「ちょっと自慢させてもらうよ。僕が出演した『Unsolved Mysteries(原題)』のエピソードだけど、その放送をきっかけに犯人が捕まったんだ」
マシューの俳優デビュー作は、1992年の『Unsolved Mysteries(原題)』。米NBCで1987年にスタートした本作は、人間にまつわる謎から超自然現象まで、実際に起きた様々なミステリーを、ドラマによる再現映像やインタビュー、最新情報などを組み合わせて紹介し、視聴者に情報提供を呼びかける人気シリーズだ。
そのシーズン5第12話で20代前半のマシューが演じたのは、テキサス州パサデナ在住だった海兵隊員のラリー・ディケンズ。性犯罪者エドワード・ハロルド・ベルの事件を取り上げた同エピソードでは、1978年に子どもたちの前で露出行為をしたベルをディケンズが咎めたところ、ベルに撃ち殺される模様を描いた。

ディケンズを射殺したベルは一旦逮捕されたものの、保釈後に逃亡。1979年1月に予定されていた裁判に出廷せず、10年以上にわたって行方をくらませていた。しかし、このエピソードが1992年12月に放送されたことで事件への関心が高まり、パナマでベルと接触した二人の視聴者がその正体に気づくことに。その結果、放送から3ヵ月足らずの1993年2月、パナマ警察とFBIが協力してベルを逮捕。最終的にベルは殺人罪で有罪判決を受けて懲役70年を言い渡され、服役中だった2019年に死亡した。
当時、地元テキサスにまだ住んでいたマシューは現地で行われたオーディションに参加して選ばれたという。番組35周年を記念して制作された舞台裏ドキュメンタリー『Unsolved Mysteries: Behind the Legacy』で、あるプロデューサーがマシューについて次のように語っている。「マシュー・マコノヒーはかなり本格的な死亡シーンを演じなければなりませんでした。彼はガレージで作業しているところを、銃を手に車で乗りつけてきた男(ベル)に撃たれる役でした。彼の演技がそれ以来、随分上達したとだけ言っておきましょう」
『Unsolved Mysteries(原題)』はNBCのほかにもCBSやLifetimeなどプラットフォームをたびたび変更しながら十数年にわたって放送され、2020年からはNetflixで『未解決ミステリー』として新シリーズが配信中だ。マシューのほかにも、ダニエル・デイ・キム(『HAWAII FIVE-0』)やタラン・キラム(『ママと恋に落ちるまで』)がキャリア初期にこの実録犯罪シリーズに出演している。
番組の制作会社によると、『Unsolved Mysteries(原題)』はこれまでに260件以上の事件解決に貢献し、180人以上の犯罪者に法の裁きを受けさせ、100組を超える家族の再会を実現したという。
『未解決ミステリー』はNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)








