『クリミナル・マインド』実際に起きた事件を基にしたエピソード【5選】

2024年2月29日 2024年2月29日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

米CBSで15シーズンにわたって放送された人気犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』では、実際に起きた事件を基にした回も存在している。米BuzzFeedが、そんなエピソードを取り上げているので、そのうち5つを紹介したい。

昨年には新シーズンの配信も始まり、再びそのロングラン記録を更新している大ヒット犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド』。これまでに335話を超えるエピソードで視聴者を魅了してきたが、ファンはどのエピソードで胸が張り裂け涙を流したのか、BuzzFeedが独自のリサーチを送って、その結果が明らかになった。...

1 『クリミナル・マインド』実際に起きた事件を基にしたエピソード

『クリミナル・マインド』実際に起きた事件を基にしたエピソード

シーズン1第1話「シアトルの絞殺魔」

実際の事件：1940年代、ウィリアム・ヘイレンスという男が3人の女性を殺害し、犯行現場に「これ以上殺す前に捕まえてくれ。自分を制御できない」というゾッとするようなメッセージを口紅で書き残し、“リップスティック・キラー”と呼ばれた。

番組：シアトルで4ヶ月間にわたり、若い女性ばかりを狙った誘拐絞殺事件が3件も発生する。4人目が誘拐され、FBI行動分析課チーム（BAU）が捜査に乗り出す。劇中で犯人は、捜査チームに自分が犯した犯罪を撮影したビデオテープと共に、「もっと殺す前に捕まえてほしい。自分が抑えられない」と書いたメッセージを送った。犯人は精神的なダメージを受け、殺人の強迫観念があるヴィンセントという名前の男だった。

シーズン7第7話「ストームチェイサー」

実際の事件：“ミルウォーキーの人食い人種”との異名を誇るジェフリー・ダーマーは、1978年から1991年にかけて青少年17人を自宅に誘い込み、薬物を投与した挙句に拷問し、最終的に殺害。被害者の遺体を食べた。

番組：トラヴィス・ジェームスという男が、ビールをエサに10代の少年たちを自宅へ誘い込んで薬物を投与し、殺害した後に遺体をバラバラにした。彼はダーマーのように食人行為には及ばなかったが、ダーマーの事件と比較したスペンサー・リードとエミリー・プレンティス捜査官は、両者ともに犠牲者の体の一部を記念品として保管していたことに注目し、捜査を進めて逮捕へ導いた。

シーズン3第5話「空白の7秒」

実際の事件：1993年、リチャード・アレン・デイヴィスは軽罪を何件か犯した後、12歳のポリー・クラースを自宅から誘拐して殺害した。この事件を受け、アメリカでは過去に2度有罪判決を受けた者が3度目の罪を犯すと、罪の軽重を問わず、終身刑などの重い刑が科せられる“三振即アウト法（スリーストライクス・アンド・ユー・アー・アウト）”が設立されるきっかけになった。

番組：1週間前に少女が行方不明になった後、ケイティという少女がモールで姿を消した。BAUチームは彼女の叔父リチャードが小児性愛者であることを発見するが、リードは二人の被害者の類似点を指摘し、その後にチームはケイティを誘拐したのはリチャードの妻だと断定した。

シーズン4～15に登場のジョージ・フォイエット

実際の事件：1968年から1974年にかけて、カリフォルニア州サンフランシスコで若いカップルを中心に、少なくとも5名が殺害される事件が発生。犯人は、警察を挑発するような暗号が書いたハガキを送り付けて捜査は難航し、今もなお事件は迷宮入りしたままだ。犯人は全身黒づくめだったとされており、約37人を殺したと考えられている。

番組：シーズン4～15にかけて7話に登場したジョージ・フォイエットは、“リーパー”の異名で呼ばれる連続殺人犯。フォイエットも犯罪時には全身黒ずくめで、36人を殺した。