DCユニバースの最新ドラマシリーズ『ランタンズ』がついにスタート。本作は、銀河の平和を守る宇宙警察「グリーン・ランタン」のハル・ジョーダンとジョン・スチュワートが地球で起きた不穏な殺人事件の謎に挑むサスペンス・ミステリーだ。しかし、第1話のラストで描かれたのは、既存のスーパーヒーロー作品の枠組みを揺るがす衝撃の展開だった。
※本記事には『ランタンズ』シーズン1第1話のネタバレが含まれています。
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衝撃のクリフハンガーではじまった『ランタンズ』
第一話の最後、ストーリーは2026年の冬へとジャンプする。
雪が積もったネブラスカ州の小さな町で、ベテランのグリーン・ランタンであるハル・ジョーダン(カイル・チェンドラー)が遺体となって発見されるのだ。発見したのは、彼とともに事件を追っていた新米ランタンのジョン・スチュワート(アーロン・ピエール)と、地元の保安官ケリー(ケリー・マクドナルド)だった。

本作は1996年を起点に、異なる時間軸が交錯するノンリニア(非線形)構造を採用しているため、ハルの死後も彼の登場シーンが失われるわけではない。とはいえ、初回の時点で主人公の死を提示するのは、ヒーローのジャンルにおいて極めて異例の試みだ。
共同ショーランナーを務めるデイモン・リンデロフは、米Varietyの取材に対し「これが正解だったかどうかは視聴者の判断に委ねられています」と前置きしつつ、次のように明かしている。
「企画の最初からあったのは、これがグリーン・ランタンが解決する殺人ミステリーであるという点でした。“誰が殺され、なぜその人物を気にかけなければならないのか?”を議論する中で、最終的に被害者が主人公たちの一人だったらどうだろう?というアイデアに行き着いたのです」
ハルを演じるチェンドラー自身も、脚本で己の死を知った際に歓声を上げたと振り返る。「ストーリー展開だけでなく、第1話を締めくくる演出としてこれ以上ない素晴らしい方法だと感じました」と、その展開を絶賛した。
一方、ハルの遺体を発見する場面の撮影に恐怖を感じていたと明かしたのは、保安官ケリー役のケリー・マクドナルド(『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)だ。「何が起こるか分かっていたからこそ、撮影が楽しみではありませんでした。あの姿の彼を見るのは、かなり感情を揺さぶられる体験でした」と語る。
ドラマ『ウォッチメン』などで知られるリンデロフは、本作において視聴者の予想を裏切ることを重視したという。「ただ8エピソードを通して大冒険をし、次の冒険へと続くようなお決まりのパターンではなく、真の感情的なリスクを描きたかったのです。リングを諦めたい男と、リングを欲する男の物語であり、私たちが生ぬるいストーリーテリングをするつもりはないというメッセージでもあります」
不穏な緊張感を生むハルとジョンの師弟ダイナミクス
劇中では、2016年の時間軸を通じて、ハルとジョンのギクシャクした師弟関係が丁寧に紐解かれる。乗り気ではない指導者ハルと、彼に反発するジョン。ネブラスカ州の高校で起きた事件の捜査中、ふたりの間の緊張感は最高潮に達する。
ジョン役のアーロンは、「観覧席で超至近距離で対峙するシーンがあるのですが、ジョンのすべてが爆発しそうになっていました。けれど彼にはそれができず、ハルもそれを見抜いている。演じていて本当に楽しかったです」と回想。
これに対し、カイルも「ガラス越しの動物を煽っているようなものですよ。彼は僕に触れられないけれど、僕は好き放題できる(笑)」と冗談めかしつつ、「ハルは最初からジョンに対して深い敬意を抱いていました。本気を出せば、彼が自分の首をへし折れると分かっていましたからね」と、言葉には出さない二人の信頼関係を明かした。
『Friday Night Lights』への目配せと今後の期待
フットボール場の観覧席に佇むカイルの姿は、彼を一躍有名にした名作ドラマ『Friday Night Lights(原題)』を彷彿とさせ、ファンにとっては胸が熱くなるオマージュとなっている。カイル自身も「現場に立った瞬間、さまざまな感情が駆け巡りました」と語っている。
週更(毎週配信)スタイルで展開される『ランタンズ』。アーロンは「脚本家チームは読者を次に何が起こるのかを知る必要があるという状態に追い込んでくれます。毎週、続きが気になりすぎて歯がゆい思いをすることになるでしょう」と自信を覗かせる。
衝撃の幕開けとなった本作が、どのような結末へと向かうのか。今後の展開から目が離せない。
『ランタンズ』シーズン1はU-NEXTで独占配信中。毎週月曜日新エピソード配信予定。(海外ドラマNAVI)







