Apple TVの人気ドラマ『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』シーズン4ではオリジナルキャラクターの死が描かれ、さらに今年6月に亡くなったルパート・マニオン役アンソニー・ヘッドへの追悼も劇中で行われた。米Deadlineが報じている。(※以下はシーズン4のネタバレを含みますのでご注意ください)
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訃報によりストーリーが変更された事実は無し
シーズン4第9話「メイ、バスに乗る」では、オリジナルキャラクターであるパブ「クラウン&アンカー」の店主メイ・グリーンの死が描かれ、ファンに大きな衝撃を与えた。一方で、そのラストには「In Memory of Anthony Head(アンソニー・ヘッドを偲んで)」という追悼カードが画面に表示され、6月1日に72歳で亡くなったルパート・マニオン役のアンソニーに敬意が捧げられた。
メイを演じたアネット・バッドランドは、Deadlineのインタビューでアンソニーを偲び、「彼は本当に素晴らしい人でした。みんなに惜しまれる存在です」とコメント。さらに、シーズン1でルパートとテッドがダーツ対決を繰り広げた名場面を振り返りながら、「彼は魅力的でユーモアがあり、とても優しい人でした。撮影の合間には、いたずらっぽい冗談を言い合うこともありました」と、その人柄を懐かしんだ。

アンソニーの訃報はシーズン4の製作終了後に伝えられたため、第1話配信時に追悼がなかったことから、「ルパートが登場するエピソードで追悼されるのではないか」と予想するファンも少なくなかったという。アネットも、「私は彼がこのシーズンにも出演すると思っていましたし、病気だったことも知りませんでした。恐らく、知っていた人はごくわずかだったのでしょう」と語っている。
シーズン4では、序盤こそルパートの存在はほとんど語られなかったものの、第8話で再び物語の中心へ浮上。ヒギンズは、メイから「怒りを利用しなさい」という助言を受けたことをきっかけに、AFCリッチモンドの株式を密かに買い集めている人物がルパートではないかと推理する。
しかし、第9話終盤で意外な真相が判明する。クラブ買収の黒幕はルパートではなく、新キャラクターの大富豪ゼルダ・サウスポートだったのだ。このどんでん返しにより、「アンソニーの死を受けて物語を書き換え、ルパートからゼルダへ黒幕を変更したのではないか」という憶測も広がった。
だが関係者によると、アンソニーの死を受けてシーズン4のストーリーが変更された事実はなく、もともとルパートの出演も正式には決まっていなかったという。健康状態との関連は明らかになっていないが、アンソニーの遺族は死因を肺炎による合併症と公表している。
製作陣は、ルパートをめぐるストーリーが一区切りついた第9話のタイミングで、追悼カードを表示することが最も適切だと判断したという。もし第8話の時点で追悼を入れていれば、「株式を買い集めていたのはルパートではない」というサプライズを損なう可能性もあったためだ。
なお、ドラマでは俳優の死を受け、故人が演じたキャラクターも劇中で亡くなるケースが少なくない。アンソニーの訃報はシーズン4完成後だったため実現しなかったが、今後もしもシーズン5が正式決定した場合、ルパートのその後の描かれ方に注目が集まりそうだ。
『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』シーズン1~4はApple TVで配信中。(海外ドラマNAVI)








