英BBCの人気ドラマ『ライン・オブ・デューティ』シーズン7の撮影が、北アイルランド・ベルファストで発生した暴動により一時中断を余儀なくされた。キャストのエイドリアン・ダンバーが、この事態に対して懸念を表明している。英Radio Timesが報じた。
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刺傷事件をきっかけに移民に対する負の感情が爆発
2013年に放送されたシーズン2からずっとベルファストで撮影を行ってきた『ライン・オブ・デューティ』。最新シーズンも同地で撮影していたが、この北アイルランドの首都で発生した暴動により一時中断となった。この暴動は、今月上旬に市内で起きた刺傷事件によりスティーヴン・オギルビーさんが左目を失った上、頭部・顔・背中に深い切り傷を負い、一時昏睡状態に陥ったことをきっかけに発生。その事件に関連して、スーダン人男性が殺人未遂で起訴されている。
暴動について、英通信規制機関Ofcomは「人種差別的な動機による暴力行為や住宅・車両への放火、警察への襲撃の一部は、インターネット上での扇動によって引き起こされた可能性がある」と発表した。
北アイルランド出身で、本作でテッド・ヘイスティングスを演じるエイドリアン・ダンバーが、今回の暴力事件の影響について言及。「あの件により、我々も一旦中断せざるを得なかった。良くない状況だった。今のアイルランドでは、外部から様々な問題が持ち込まれているように思う。また、ソーシャルメディア上の情報が多くの騒ぎを煽り、時間を持て余していた人たちが街頭に出ることになった。数日後にベルファスト市民によって行われたデモを見れば、移民に対するベルファストの本当の世論がどのようなものかが分かるだろう。街頭で騒ぎを起こしたのはごく少数の人々に過ぎない。本当に残念な出来事だった」
事件の被害者の家族も、北アイルランド警察を通じて発表した声明で、暴動を非難した。「昨日、北アイルランド全域で起きた出来事に、私たちは嫌悪感を抱いている。私たち家族は、今回の事件への対応としてこうした行為が起きることを支持していないと表明したい。前に進むための方法は平和的な抗議だけだ。私たちの国にいる多くの移民は、医療やホスピタリティ業界を含めて、社会に大きく貢献している。私たちの国が機能していくには、彼らの存在が欠かせない。私たちは、この痛ましい悲劇が人々を分断したり、敵意を煽ったりするために利用されることを望まない。私たちの愛する家族の名を使って、そのようなことをしないでほしい。私たちはそうした価値観を共有していない」
なお、一時中断していた撮影はすでに再開。2027年リリースを目指していると報じられている。
シーズン7のあらすじは次の通り。
汚職特捜班ことAC-12が解散し、警察基準監査局として再編されたところからスタート。アーノット、フレミング、ヘイスティングスの汚職捜査がこれまで以上に困難となる中、これまでで最も機密性の高い事件を任されることに。
カリスマ性にあふれ、相次いで組織犯罪の摘発してきたドミニク・ゴフ警部が、信頼される立場を悪用して性犯罪を行っていたとして告発される。しかし、ゴフの事件は、影で活動を続けるより大きな脅威から目をそらすための陽動なのか?
ロバート・カーライル(『ワンス・アポン・ア・タイム』)が、ゴフの下で働く第7戦術作戦部隊(TO-7)所属の特別銃器担当官で、無愛想で一匹狼のベテラン射撃手ショーン・マシー刑事役で参加。上司のゴフが捜査対象になると、マシーの態度が劇的に変化するという。
『ライン・オブ・デューティ』シーズン1~6はU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)







