本国アメリカで先週放送された『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』において、シリーズは最愛のチームメンバーに別れを告げることとなった。そして今週のエピソードでは、いまだ癒えぬその喪失の痛みが、残された者たちの姿を通して静かに、しかし力強く描かれている。
以下、日本未放送エピソードの重大なネタバレが含まれますのでご注意ください。
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『NCIS』第500話で捧げられたアビーへのオマージュ!粋な演出にファン涙
米CBSの人気犯罪捜査ドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 …
『NCIS』、殉職したチームメンバーに捧げる厳粛な追悼
CBSが誇る大ヒット犯罪捜査ドラマの最新エピソードは、一見すると通常通りの展開に見えた。観艦式の期間中にタトゥーを入れた海軍兵士たちが次々と体調を崩すという、一話完結の事件が軸となっている。しかし、その背後には常に、ロッキー・キャロル演じるレオン・ヴァンス局長の殉職という、NCISチームが被った甚大な喪失の影が付きまとっていた。
チームの誰もが、それぞれの方法で悲しみを抱えていた。科学捜査分析官のケイシーは、自分のコンピューターをアップデートすることを頑なに拒んでいた。なぜなら、その最新ソフトウェアのアップグレードこそが、レオンが彼女のために承認した最後の職務だったからだ。
また、事件の渦中で友人の死を悼む若い海軍兵士の姿を目にした時、オールデン・パーカーの中で、ある種の決意が固まる。事件解決後、ゲイリーはチームをレオンのオフィスに呼び寄せた。そこには、レオンが「特別な日のために」と秘蔵していたウイスキーのボトルと、7つのグラスが用意されていた。
その場に集まった6人はそれぞれグラスを手に取り、マクギーが余った最後のグラスを主のいないレオンの椅子の前へと置いた。ゲイリーは、多忙な日々に追われるチームに対し、こう語りかける。
「世界は何事もなかったかのように、ただ先へ進んで忘れてしまいたいと思っているように見える。だが、この状況を乗り越えるために私が知っている唯一の方法は、彼を忘れないことだ。そして、君たち以上に、彼を共に偲びたいと思う相手は他にいない」
彼らは静かにグラスを掲げ、敬愛するリーダーへの言葉を贈った。「レオンのために」と。
第500話で訪れた「究極の犠牲
ヴァンス局長は『NCIS』の歴史において、最も長く在籍したキャストの一人。シーズン5で、ジェニー・シェパードの殉職後に局長へと就任して以来、長きにわたりシリーズの重鎮として君臨してきた。しかし、ドラマにとって記念となる第500話において、事態は急転。政府によるNCIS閉鎖という未曾有の危機の中、レオンはチームを守り抜くために奔走。その最中、汚職捜査官の手によって射殺され、究極の犠牲を払う形でその生涯を閉じたのである。
『NCIS』を去ることは演じるロッキー自身の選択ではなかったが、彼はその最期のエピソードが放送された後、米TV Lineに対し次のように心境を明かしている。
「チームプレーヤーとしての私は、ストーリーを読んですぐにこう思ったんだ。これは凄まじいストーリーラインだ。本当に素晴らしいものになるだろうとね」
さらに、「シリーズが最終的にどのような結末を迎えるのかは分からないが、少なくとも私のキャラクターに関しては、ある種の円環を閉じ、完結したように感じている」と、その幕引きに納得していることを付け加えた。
本作のショーランナーを務めるスティーヴン・D・バインダーは、今回のエピソードについて「このエピソードを君のキャラクターへの献辞(トリビュート)であり、ラブレターにすることが目的だ」と伝えていたという。ロッキー自身も我々はそれを成し遂げたと思うと、その仕上がりに手応えを感じている。
長年親しんだキャラクターとの別れはファンにとって耐え難いものだが、一つだけ救いがある。それは、ロッキーが少なくとも「カメラの裏側」である演出家として、シリーズに留まることが決まっている点だ。すでに同シリーズで28エピソードの監督を務めた実績があり、今後もさらなるエピソードを手掛ける予定だという。その中には、4月14日に全米放送される第502話「S.O.S.(原題)」も含まれている。
『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~22はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:TV Line










