2023年、全世界興行収入14.4億ドル(約2,250億円)という驚異的な数字を叩き出し、社会現象を巻き起こした映画『バービー』。その主演・プロデューサーとして、いまハリウッドで最も熱い視線を浴びる才能、マーゴット・ロビーが次なる一手を見せた。彼女が『バービー』の製作陣と共に再び仕掛けるプロジェクトは、エミリー・ブロンテの不朽の名作を映画化する『嵐が丘』(原題:Wuthering Heights)。2026年2月27日(金)に日本公開されることが決定し、待望の本予告と本ビジュアルが初解禁となった。
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現代の感性が息を吹き込む「世紀のラブストーリー」
原作は、1847年の刊行以来、世界中で愛され続けている文芸の最高峰だ。日本では2015年に堀北真希と山本耕史の主演で舞台化され、その共演がきっかけになり二人がゴールインするなど話題を呼んだことも記憶に新しい。また映画作品としては、1939年公開作の監督ウィリアム・ワイラー、主演ローレンス・オリビエではアカデミー賞8部門にノミネート、1992年公開作の監督ピーター・コズミンスキー、ジュリエット・ビノシュ&レイフ・ファインズ共演も知られており、日本では監督・吉田喜重、出演・松田優作で1988年公開されるなど、過去何度も映像化され、多くの世界中にクリエーターへ影響を与え続けている不朽の名作だ。
この「究極の愛」を現代に蘇らせるべく、マーゴットが監督・脚本を託したのはエメラルド・フェネル。監督デビュー作『プロミシング・ヤング・ウーマン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した彼女が、その鋭い感性で、人間や社会の闇を抱えたこの壮大な物語をどう描き出すのか。世界中から熱い注目が集まっている。
“最もバズる俳優”二人が魅せる、理性なき情熱
物語の中心となるキャサリンとヒースクリフを演じるのは、まさに時代の寵児といえる二人だ。
プロデューサーも兼任するマーゴットに加え、ヒースクリフ役には、いま世界中で“最もバズる俳優”と称されるジェイコブ・エロルディが抜擢された。ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』や『奥のほそ道 -ある日本軍捕虜の記憶-』、映画『フランケンシュタイン』での圧倒的な存在感で批評家を唸らせたジェイコブが、マーゴットと共に運命に翻弄される恋人たちを演じる。
チャーリーXCXの楽曲が彩る、激しくも儚い世界観
本作の情感をさらに高めるのが、世界的ポップアイコン、チャーリーXCXの参加だ。2024年に“ブラット・サマー”現象を巻き起こし、第67回グラミー賞で9部門ノミネートを果たした彼女が、映画全体の音楽を包括的にプロデュースする。
脚本に深く共鳴したというチャーリーは、「執念と強さ」をテーマに楽曲を制作。予告編でも使用されている劇中歌「Chains of Love」は、「あなたがいないと息もできない」と切実な愛を歌い上げ、映像に強烈な余韻を与えている。
解禁された予告編では、ヨークシャーの広大な大地を舞台に、身分の違いを超えて惹かれ合う二人の姿が描かれる。王子様のように現れるヒースクリフ、そして「二人の運命がどうなろうとも、キスしよう」という台詞。さらに本ビジュアルでは、二人の顔が急接近する官能的な構図に、「なぜ置いて行ったの?」「なぜ信じてくれなかったの?」という不穏なコピーが添えられ、一筋縄ではいかない物語の展開を予感させる。
2020年代、私たちは再び『タイタニック』を超えるような“世紀のラブストーリー”を目撃することになるのか。新たな感性で描かれる壮大な愛の物語『嵐が丘』は2026年2月27日(金)全国ロードショー。
(海外ドラマNAVI)








