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逃げ場なしの不気味さ!『ミスト』の系譜を継ぐジェームズ・ワン製作の閉鎖空間ホラー『ティーカップ』

2025年11月24日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

ティーカップ

『ソウ』や『死霊館』、さらに近年でも大きな話題を呼んでいる『M3GAN/ミーガン』などの大ヒット・映画シリーズを生み出してきたホラー界の世界的ヒットメーカーであるジェームズ・ワン。その彼が製作総指揮を務めるドラマシリーズが閉鎖型ヴィレッジ・ホラー&スリラーの『ティーカップ』だ。ジェームズ・ワン作品らしい不気味で未知の存在が忍び寄る心理的恐怖がふんだんに盛り込まれた本作は、2025年12月にBS10プレミアムにて独占日本初放送・配信される。

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■モダンホラー小説の雄とホラー映画の巨匠がもたらす”閉鎖的な空間の不気味さ”

物語の舞台はアメリカの人里離れた農場。そこで獣医をしているマギーは、夫のジェームズ、娘のメリル、息子のアーロとのどかな生活を送っていた。ある日、動物たちが奇妙な行動を見せ始め、ラジオにノイズが入るなどの不可解な事象が起こるなか、アーロが森で行方不明になる。マギーたち家族は集まった隣人たちとともに捜索するが、戻ってきたアーロは不可解な言動で家族を不安に陥れる。やがて、停電に電話の不通、車の故障という怪現象が発生すると、ガスマスクを着けた謎の男が現れ、家の周囲に青い線を引き、一同に「線を超えるな。誰も信用するな」と警告してくる。その後も不気味な出来事が次々と起こり、見えない敵をめぐってお互いが不信感を抱くようになっていく……。

閉鎖的な空間の中で忍び寄る超常的な存在の不気味さと恐怖、逃げ場のない極限状態において描かれる人間ドラマと家族の絆。そして、ドラマのメインビジュアルとしても印象的なガスマスクの男は一体何者で、青い線を超えると何が起きるのか? 本作は、アメリカの片田舎で起こる閉鎖型ヴィレッジ・ホラー&スリラーとして、戦慄と予想外の展開を巻き起こすドラマシリーズだ。

ティーカップ

原作は、ロバート・R・マキャモンの小説「スティンガー」。スティーヴン・キング、ディーン・R・クーンツに続くモダンホラー界の第三の男とまで称される人気小説家による作品を、ジェームズ・ワン製作総指揮のもとで基本設定と一部キャラクターをベースとして大きなアレンジを加えてドラマ化されている。

クーンツのストーリー・テリングの妙とキングの人間描写の冴えを兼ね備えたマキャモンによる原作は、数々の名作映画からカルト映画のオマージュが満載の作品だけに、本作も数々のホラーやスリラー作品のオマージュを彷彿とさせてくれる。アメリカの田舎町を舞台とし、閉鎖空間に閉じ込められるという異常事態と極限心理を描くホラー&スリラーという点で、キング原作の『アンダー・ザ・ドーム』を想起させ、同じくキング原作の『ミスト』や『フロム -閉ざされた街-』のテイストも感じさせる。さらに、ヴィレッジ・ホラーとして、じわじわと迫り来る超常的な存在と不気味な恐怖を描くという点でも、同じくキング原作の『チャペルウェイト 呪われた系譜』やジェームズ・ワンの『死霊館』シリーズのエッセンスを感じ取らせてくれるドラマとなっている。

ティーカップ

■人気ドラマで活躍した実力派キャスト陣とサターン賞ノミネートの良作ホラー

出演は、マギー役に『CHUCK/チャック』でチャーミングさとアクションでもって視聴者を魅了し、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』にてエミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされたことで一気に演技派女優へと駆け上がったイヴォンヌ・ストラホフスキー。本作では、これまでの彼女のイメージとは違う強く優しい母親役を熱演し、新たな一面を覗かせている。マギーの夫ジェームズ役には、『フェリシティの青春』ですべてが完璧なイケメンとして人気を博し、現在は『グレイズ・アナトミー』でイケオジぶりを披露しているスコット・スピードマン。本作では、家族を守りながらも、夫婦関係に悩む夫として演技派ぶりを見せている。

ティーカップ

そのほかに、『ピケット・フェンス ブロック捜査メモ』でエミー賞主演女優賞を3度受賞した名女優キャシー・ベイカー、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のボリス・マクギヴァー、『ブラックリスト』や『NCIS:オリジンズ』のディアニー・ロドリゲスなど実力派キャストが集結。

確かな表現力を持つキャストたちの演技が、閉鎖空間という極限状態の中で繰り広げられる心理劇に深みを与え、映画・ドラマなどの優秀なサイエンスフィクション・ファンタジー・ホラー作品に贈られるサターン賞のベスト・ホラー・テレビシリーズにノミネートされるなど、ドラマとしても高い評価を得ている。

ティーカップ

■イッキ見推奨!スプラッター系とは違う心理ホラーにミステリー要素も

本作はホラー要素が強いものの、スプラッター系とは違いグロテスクなシーンなどは抑え気味。心理的な恐怖やスリリングな展開からもたらされるサスペンス的な側面も強く、誰が敵で誰が味方かわからないというミステリー的な要素も加味されており、「ホラーは苦手だけど、サスペンスやミステリーは好き」という海外ドラマファンにも見やすい作りとなっている。とは言いつつも、『ウォーキング・デッド』シリーズにも携わる特殊効果や特殊メイクのスタッフたちによる青い線に関わるシーンはホラーファン必見のシーンでもあるので、そちらもぜひご注目を。

ティーカップ

また、本作は全8話で、一部のエピソードを除いて1話約30分程度というコンパクトでテンポの良い構成となっており、サクッと見られるイッキ見推奨のドラマとして海外ドラマ好きのライト層にもオススメしやすい。特に、物語の核心に迫る衝撃的な展開は第2話から一気に加速する。ジェットコースターのような戦慄の恐怖を味わうためにも、まずは2話まで視聴することを強く推奨する。

■実力派声優陣による日本語吹替版で作品によりのめり込む!

本作では字幕版のほかに、日本語吹替版も放送・配信される。吹き替えを担当するのは、マギー役に、『24 -TWENTY FOUR-』のクロエ・オブライエンや『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のラファエル・コストを吹き替えている林真里花。ジェームズ役に、『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』のサム・ウィンチェスターや、いくつかの作品でスコット・スピードマンを吹き替えている内田夕夜。

そのほかにも、石住昭彦(『コールドケース』ニック・ヴェラ)、田村真(『ブラックパンサー』ブラックパンサー)、竹田雅則(『CSI:マイアミ』ティム・スピードル)といった海外ドラマファンにもおなじみの実力派声優たちが名を連ねる。やはり、海外ドラマをストーリー的に没入して楽しむという観点において、実力派の声優陣によるクオリティーの高い吹替版が提供されるということは、海外ドラマファンとしても大変ありがたいものとなっている。

スティーヴン・キングと並び称されるモダンホラーの雄ロバート・R・マキャモンの原作を、ホラー映画のヒットメーカーであるジェームズ・ワンがドラマシリーズとしてプロデュースした意欲作『ティーカップ』。12月のホリデー・タイムにイッキ見したくなるホラー・スリラーだ。

ティーカップ

『ティーカップ』放送・配信情報

【放送】BS10プレミアム
【字幕版】12月12日(金)より 毎週金曜日22:00~ ほか
【吹替版】12月19日(金)より 毎週金曜日9:00~ ほか

【配信】BS10プレミアム for prime video
12月12日から毎週金曜日1話ずつ更新

『ティーカップ』公式サイト

(文/豹坂@櫻井宏充)

Photo:『ティーカップ』© 2024 Universal Content Productions LLC. All Rights Reserved.

  • この記事を書いた人

豹坂@櫻井宏充

海外ドラマが好きすぎてIT業界から海外ドラマのライターに。海外映像作品の日本語制作で用語監修も手がけています。

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