【配信】海外ドラマランキング｜『ピースメイカー』が初のトップ10！『グレイズ・アナトミー』は圏内返り咲き

全米で配信中の海外ドラマおよび映画（ドキュメンタリー・リアリティショー含む）におけるランキングトップ10（ニールセン調べ）が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（※放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3部門における全米でのストリーミング（配信）ランキングを紹介しよう。

配信ランキング（ニールセン調べ）

2025年10月6日（月）から10月12日（日）までの順位は以下の通り。

ドラマ（オリジナル）

ドラマ（非オリジナル）

映画

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

2週連続の総合トップは人気アンソロジーシリーズ第3弾の『モンスター：エド・ゲインの物語』。2週目の今回は、視聴時間を1.5倍に伸ばしている（15億2700万分→23億800万分）。同作が1位のオリジナルドラマ部門は、8位に『オレたちブーツ』、10位に『ピースメイカー』が新たにランクイン。前者は、衝動的に米国海兵隊への入隊を決めたいじめられっ子の青年キャメロン（『13の理由』のマイルズ・ハイザー）が、個性豊かな新兵仲間と過ごすうちに新たな人生の目的と思いがけない絆を手に入れていくコメディドラマ。後者は、今夏日本でも公開された映画『スーパーマン』にも登場したキャラクター、ピースメイカーが主役のDCドラマ。バタフライ計画でエイリアンの侵略から世界を救ったものの、ピースメイカーたちはヒーローらしからぬ生活を送っていた。恩赦を得て亡き父親の家で暮らすピースメイカーは、異次元につながる空間で見つけた扉から新しい世界へと足を踏み入れていくが…。10月9日（木）にシーズン2最終話がリリースされたタイミングで、HBO MaxによるDCドラマとして初めてニールセンランキングのトップ10に入った。総視聴時間3億9800万分のうちシーズン最終話のそれは42％（約1億6700万分）とのことで、シリーズフィナーレに合わせてイッキ見する人も多かったのかもしれない。

非オリジナルドラマ部門では、『NCIS　～ネイビー犯罪捜査班』が2週続けてトップに。また、連続トップ10入り記録が前週120週でストップした『グレイズ・アナトミー』が、すぐさまトップ10圏内（5位）に返り咲いた。

映画部門は7作品が入れ替わり。10月8日（水）・10日（金）にお披露目されたNetflixの新作3本、『第10客室の女』（2位）と『カラメロ』（8位）と『私の父は、連続殺人鬼BTK』（10位）のほか、10月9日にシリーズ3部作が揃ってNetflixでリリースされた『メイズ・ランナー』から1作目（5位）と2作目（9位）、さらにアニメ作品の『ヒックとドラゴン（2025）』（4位）と『怪盗グルーのミニオン大脱走』（6位）が新たに入った。

『第10客室の女』は、キーラ・ナイトレイ主演のサスペンス。取材のために乗船した豪華ヨットで、海に落ちた乗客を目撃したジャーナリスト。だがそのことを誰にも信じてもらえない彼女は、自分の命を危険にさらしながらも真相を突き止めようとする…。『カラメロ』は、ブラジル発の心温まるヒューマンドラマ。将来有望な若きシェフに下された思わぬ診断。人生の岐路に立つ彼に希望と笑いをくれたのは、頼もしくてワン！ダフルな犬の相棒だった…。そして『私の父は、連続殺人鬼BTK』は、犯罪ドキュメンタリー。かつて“BTK”の名で恐れられた連続殺人犯という、もう一つの顔を持った父親に育てられた娘が、父親の事件について自身の視点から語っていく。

『ピースメイカー』全2シーズンはU-NEXTにて独占配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Hollywood Reporter