アメリカの人気推理作家ハーラン・コーベンの小説をAmazonがドラマ化した『ハーラン・コーベン/ラザルス』は、作者の実体験がインスピレーションの源になっているという。
-

ビル・ナイ主演!ハーラン・コーベン最新作『ラザルス』10月22日(水)配信スタート
サム・クラフリン(『ハンガー・ゲーム』シリーズ)とビル・ナイ …
父親の死に最も直接的に向き合った作品

『ハーラン・コーベン/ラザルス』は、父親が自殺したとの知らせを受けて故郷へ戻った司法精神科医のジョエル・ラザルス(『ハンガー・ゲーム』シリーズのサム・クラフリン)が、父ジョナサン(『アガサ・クリスティー 無実はさいなむ』のビル・ナイ)の死と25年前に殺された双子の妹サットンの事件の真相に迫るにつれ、驚愕の真実が次々に明るみになっていくというストーリー。
英Screen Timeのインタビューで、コーベンは自身の父親の死が物語に大きな影響を与えたと明かしている。「私はかなり若い頃に父を亡くしていて、そのことを多くの作品の中で扱ってきましたが、今回は恐らく最も直接的に向き合っていると思います。誰かを亡くした時、いつかまた(天国で)会える、いつかまた抱きしめられる、そしてまた話せるという希望を抱くものです。サム・クラフリンとビル・ナイにとって、まさにこの物語はその希望を体現しているのです」と語るコーベンは、「父親に再び会える」というアイデアに大きな魅力を感じたという。

また、本作に盛り込まれている超自然的な要素については、テニス中に通りの向こう側に、かつて義父を鬱病の治療で連れて行った精神科医のオフィスがあることに気づき、最初のアイデアが浮かんだと明かしている。「その時に考えたんです。“あの女性(精神科医)は、これまでにどれほどの苦しみや暗い秘密を聞いてきたんだろう”って。“何時間も何日も、何週間も何ヶ月も、何年も。その秘密たちはどこへ行くのだろう? そのエネルギーはどこかに残っているはずで、もしそれが消えなかったとしたら――どうなるんだろう?”とね」
そのエネルギーを超自然的な現象として描き、コーベンにとって新しい試みとなっている。さらにトラウマや悲しみなど、ほかのテーマも取り上げたいと思ったと述べており、「なぜなら、物語を紆余曲折させる方法を知っていても、同時に人の心を動かすことができなければ心に響かないからです」と説明した。
コーベンの小説35作品は合わせて9000万部以上を売り上げ、その多くが映像化されている。Netflixでは『ミッシング・ユー』『偽りの銃弾』『イノセント』『ザ・ストレンジャー』などがドラマシリーズとして配信され、コーベンは製作総指揮も務めている。『ハーラン・コーベン/ラザルス』は、『シェルター』に続きAmazonでドラマ化された2作目のコーベン作品だ。
『ハーラン・コーベン/ラザルス』は、Amazon Prime Video(アマゾンプライム)で配信中。(海外ドラマNAVI)
『ステイ・クロース』『忽然と』『シェルター』といった数々のミ … 海外ドラマに限らず多くのファンがいるミステリー作品。毎年、各 … 2013年にスタートした『ハウス・オブ・カード 野望の階段』 …
『偽りの銃弾』『シェルター』原作者ハーラン・コーベンが代表的なキャラを映像化しない理由

この謎が解けるか?おすすめの海外ドラマ13選【ミステリー&サンスペンス編】

【ランキング】Netflix史上最も見られた海外ドラマ トップ10
参考元:米TV Insider




