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シャーロック・ホームズに憧れた海外ドラマのキャラクター【5選】

2025年10月24日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

SHERLOCK/シャーロック

誰もがその名を知る名探偵といえば、やはり「シャーロック・ホームズ」だろう。ホームズは時代を超えて多くのクリエイターに影響を与え、彼からインスピレーションを受けたドラマも数えきれないほど存在する。彼の知性や推理力へのリスペクトを明確に示した作品も少なくなく、中には「次なるホームズ」を目指して生まれたキャラクターもいる。今回は、そんなホームズに憧れ、独自の魅力を放つ海外ドラマのキャラクターたちを、米Screenrantが紹介している。

SHERLOCK/シャーロック
『SHERLOCK/シャーロック』クリエイター、アガサ・クリスティーとシャーロック・ホームズの影響を語る

大ヒットドラマ『SHERLOCK/シャーロック』のマイクロフ …

シャーロック・ホームズに憧れた海外ドラマのキャラクター

カル・ライトマン『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』

『ライ・トゥ・ミー』は、ボディランゲージ、特にマイクロ表情の専門家であるカル・ライトマン博士(ティム・ロス)を描く。

ライトマンは、応用心理学を通じて連邦法執行機関の捜査を支援する民間企業ライトマン・グループの設立者。その専門知識によりライトマンは容疑者から真実を引き出せるが、その過程がときに激しくなることもある。ライトマンの心理学活用と微表情の読み取りはホームズの観察力と推理力を彷彿とさせるが、ライトマンはホームズよりも複雑な過去を持ち、その分野の専門家となるきっかけとなったトラウマを抱えている。

キャリー・ウェルズ『アンフォゲッタブル 完全記憶捜査』

『アンフォゲッタブル』は、J・ロバート・レノン短編小説「The Rememberer(原題)」を原作とする警察犯罪ドラマで、元シラキュース市警刑事キャリー・ウェルズ(ポピー・モンゴメリー)を主人公とする。ウェルズは超記憶症候群という稀な病状を持ち、数多くの経験を鮮明な詳細まで記憶できる。この能力のおかげで、ウェルズは目にしたもの、耳にしたものをすべて記憶できるため、捜査を大いに助けることになる。

物語の冒頭、元恋人であり相棒でもあったアル・バーンズ警部補(ディラン・ウォルシュ)から助けを求められ、ウェルズは渋々ニューヨーク市警クイーンズ殺人課に加わる。担当事件に加え、ウェルズは個人的な謎の解決にも取り組んでいる。幼い頃に妹を殺害した犯人の顔を、どうしても思い出せないのだ。ウェルズの能力はホームズの驚異的な記憶力と観察眼を彷彿とさせるが、他のキャラクター同様、彼女にはホームズよりも重い傷を負った過去がある。

パトリック・ジェーン『メンタリスト』

刑事ドラマシリーズ『メンタリスト』の物語の中心人物は、カリフォルニア州捜査局(CBI)のコンサルタントとして活動するパトリック・ジェーン(サイモン・ベイカー)。彼は、かつては人々を「読み取る」ことのできる高度な観察力を駆使して霊能者(サイキック)と偽り、テレビにも出演していた。

ジェーンは妻と娘を殺害した連続殺人犯「レッド・ジョン」を捉えるため、CBIへ協力する。ジェーンはホームズと詐欺師のような要素を併せ持つ人物だが、ホームズとは異なり、彼の行動には明確な目的がある。そして爽やかなスマイルが似合う彼はシャーロックも憧れたかもしれない、魅力を兼ね備えてもいる。

スペンサー・リード『クリミナル・マインド FBI行動分析課』

おそらく、現代的なシャーロック・ホームズを試みた例の一つは、『クリミナル・マインド』のスペンサー・リード(マシュー・グレイ・ギュブラー)と言えるだろう。FBIの行動分析課「BAU」に勤務する犯罪プロファイラーたちのグループを描いた本作で、リードは地理的プロファイリングの専門家として登場する。リードは数学、化学、工学の博士号を持つ天才であり、後に哲学の学士号も取得している。また、写真のようにはっきり覚えていられる記憶力も持ち合わせており、これらのスキルと知識により、彼はBAUの最も貴重で重要なメンバーの一人として活動する。

『クリミナル・マインド』では、リードは自閉症として描かれており、必ずしも社交的とは言い難い。このような点は、ホームズとよく似ている。どちらも同じ専門知識、能力、知識を持つ天才であるが、仕事や社交性、そしてバックグラウンドは大きく異なっている。

エイドリアン・モンク『名探偵モンク』

ミステリー・コメディドラマ『名探偵モンク』は、私立探偵エイドリアン・モンク(トニー・シャルーブ)が主人公である。モンクは殺人課の刑事だったが、妻トゥルーディ(ステリーナ・ルジッチ)の死が彼の強迫性障害に深刻な影響を与え、職務を続けられなくなった。その後、看護師兼アシスタントのシャローナ・フレミング(ビッティ・シュラム)の助けを得て、モンクは私立探偵として、また警察のコンサルタントとして活動を始める。

様々な犯罪解決に協力する傍ら、モンクはトゥルーディ殺害事件の真相を追い続ける。さらに彼は複数の恐怖症も抱えており、それが時折仕事に支障をきたすこともある。モンクは明らかにホームズから強い影響を受けているが、彼の親しみやすい人柄とドラマ全体の軽やかなトーンのおかげで、テレビ史上最高の探偵の一人として確固たる地位を築いた。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『SHERLOCK/シャーロック』© Hartswood Films 2012

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海外ドラマNAVI編集部

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