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『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』マーク・ハーモンが明かしたお蔵入りしたドラマの初期設定

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リロイ・ジェスロ・ギブス役として約20年にわたりCBSの長寿ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の中心にいたマーク・ハーモン。彼は2021年にメインキャストを降板した後も、フランチャイズの象徴的存在であり続けている。『JAG』時代からフランチャイズに参加し、シリーズの黎明期を知るマークは、番組が最終的にたどり着いた形とは異なる、当初の制作陣の構想を今も鮮明に記憶しているという。彼が最初にこの番組に強く惹かれた売り文句とは、一体どのようなものだったのだろうか。

『NCIS』あの人がマーク・ハーモンとの思い出を振り返る!

『ナイトシフト 真夜中の救命医』や『ナンシー・ドリュー』など …

当初の約束は「実録ベースのドラマ」だった?

マークは米Hollywood Reporterのインタビューで、『NCIS』に出演を決めた当時の状況を次のように振り返っている。

「最初に出演を決めたとき、制作側からは“すべて実際の事件に基づいてドラマを作る”と説得されたんだ。でも、実際の事件を毎週忠実に再現するのは難しく、すぐに“毎週新たな事件を描く”という型式に落ち着いた。テレビ番組とは往々にしてそういうものだ」

当初の制作意図は、よりドキュメンタリーに近い、現実に起きた事件記録に基づく本格的なドラマだったようだ。しかし、連ドラとして継続するには、その手法が困難であったことが分かる。

また、マークは番組がヒットしてからも、自身のノンフィクションへの関心を満たそうとしていたという。彼自身、『NCIS』についての本を書いてほしいというオファーもあったが、現実の事件記録に魅力を感じていたため、その申し出には興味を示さなかった。むしろ、彼は自身でノンフィクション執筆を通じてその興味を満たし、「Ghosts of Panama」などの著述活動に力を入れている。

番組は当初の契約内容から変化したものの、マークはギブス役として最終的な『NCIS』の展開には満足していると語っている。

撮影初日は22時間!スタートは順調じゃなかった

今や米ドラマ史に残る最長寿作品の一つとなった『NCIS』シリーズ。毎週新たな事件を取り上げるという確立されたフォーマットが大成功につながったのは疑いの余地がない。

しかし、マークはシリーズの成り立ちに満足している一方で、本作がヒットするまでの道のりが決して平坦ではなかったことも鮮明に覚えている。

「ドラマがここまで成功したことを心からうれしく思うよ。撮影初日は22時間働いたから、最初は想像していたものとは違った。最初の3~4年は本当にいろいろな変化があった。実は、番組のスタートは決して順調じゃなかったんだ」と、マークは前述のインタビューで苦労の時期を告白している。

ギブスは再び登場するのか?ファンを安堵させる現在の関わり方

マークは2021年にメインシリーズを離れて以降も、『NCIS』フランチャイズへの関わりを継続している。

現在、彼はギブスの若かりし頃を描く前日譚シリーズ『NCIS: オリジンズ』でナレーションを務めている。さらに、現代のギブスとしてさりげないカメオ出演も行っており、ファンを安堵させている。今後、彼がより本格的にシリーズに復帰するかは不明だが、マークが何らかの形で『NCIS』に関わり続けていることは、長年のファンにとって大きな安心材料となっているのは間違いない。

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』は、HuluU-NEXTParamount+などで配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』©CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.

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海外ドラマNAVI編集部

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