『ダーク・エンジェル』ジェシカ・アルバがミステリードラマをプロデュース

ジェームズ・キャメロンが手掛けたSFサスペンスドラマ『ダーク・エンジェル』のマックス・ゲバラ役で知られるジェシカ・アルバ。彼女が、新しいミステリードラマをプロデュースすることが分かった。米Deadlineが伝えている。

『ミディアム』よりもっとスピリチュアル？

昨年誕生したジェシカの制作会社Lady Metalmark Entertainmentが制作するのは、米FOXの『Wine & Spirits（原題）』。一般人の顧客のほか、FBIやLAPD（ロス市警）の捜査にも協力するジェニファー・シャファーという霊能者の実話がもとになっている。カリフォルニア州のマンハッタンビーチに暮らす霊能者ジェニファー・シェパードが送る二つの生活――離婚して子どもを抱えたシングルマザーと、捜査に協力するFBIのコンサルタント――を描くとのこと。

脚本を執筆するのは、『クレイジーワン　ぶっ飛び広告代理店』『ゾーイの超イケてるプレイリスト』のロバート・サダス。製作総指揮には、ジェシカとサダスのほか、トレイシー・ニーベリ（『ルイスと不思議の時計』）が名を連ねる。なお、FOXによれば、ジェシカは俳優としては参加しないという。

ジェシカは本作について次のように語った。「初めて会ってすぐ、ジェン（ジェニファー）・シャファーはほかにはいない人だと分かったの。もう一つの世界と繋がることができる能力はもちろん、ウィットと活気にあふれた忘れがたいスタイルでね。何年にもわたって私たちはともに笑い合い、涙し合い、瞑想療法も一緒に受けてきた（これは私が彼女を引き込んだの）。彼女のおかげで私は自分の中にあるとは思っていなかった直感を目覚めさせることができた。ジェンのようにダイナミックな人にまつわる作品が作れるなんて幸せなことね。ロブの指揮のもと、どんな風に彼女の物語に命が吹き込まれるのか楽しみよ」

サダスは「私は、叔母たちが語る怪談を聞いて育ちました。ですから、霊の世界に飛び込むことは自然なことに思えるのです。ジェン・シェイファーはとても影響力のある存在で、彼女の死後の世界との関わりや感動的な体験談は、私たちのユニークな番組にとって大きなインスピレーションとなります」と述べている。

犯罪捜査に協力する実在の霊能者というと、パトリシア・アークエットが2000年代に主演したドラマ『ミディアム　霊能者アリソン・デュボア』を連想する人も多いだろう。だが、本作はプロデューサーとして参加するシャファーによれば、「謎を解くだけでなく、人と人の繋がりや癒し、さらには私たちは一人ではないと教えてくれる作品」とのことなので、スピリチュアルな部分もかなり含まれるようだ。

『ミディアム　霊能者アリソン・デュボア』全7シーズンはU-NEXT、Huluにて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Deadline