ロンドンの上流社会を舞台に、ブリジャートン家の子どもたちが愛と幸せを見つけていく姿を描くNetflixの大ヒットドラマ『ブリジャートン家』。先月撮影の終わったシーズン4がもうすぐリリースされる予定だが、シリーズそのものはまだ折り返し地点に到達していないようだ。ションダ・ライムズが語っている。英Independentが報じた。
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Netflix『ブリジャートン家』シーズン5&6へまとめて更新が決定
19世紀初頭のロンドン社交界を舞台にしたNetflixの大ヒ …
8シーズンで完結と断言する理由とは?
過去20年以上、クリエイターやプロデューサーとして『グレイズ・アナトミー』『スキャンダル 託された秘密』『殺人を無罪にする方法』『STATION 19』といったドラマを次々とヒットさせてきたライムズ。8月下旬、今年50回目を数えた「エディンバラTVフェスティバル」でこれまでの功績により表彰された彼女が、『ブリジャートン家』に言及した。
『ブリジャートン家』は何シーズン続くのかという質問に対し、ライムズは「ちょうど8シーズンです。『ブリジャートン家』には8人のブリジャートン家の子どもたちが登場し、その全員が結婚します。各シーズンで一人の子どもを取り上げるのです」と答えた。
確かに、シーズン1では第四子で長女のダフネ、シーズン2では第一子で長男のアンソニー、シーズン3では第三子で三男のコリン、そして来たるシーズン4では第二子で次男のベネディクトの恋と結婚を描いている。今年5月にシーズン5&6の制作がまとめて決定しており、このまま順調にシーズン更新を続けていけば、第五子で次女のエロイーズ、第六子で三女のフランチェスカ、第七子で四男のグレゴリー、第八子で四女のヒヤシンスという残り4人も取り上げられるだろう。ジュリア・クインによる原作小説がもともと8人の子どもたちの一人ひとりに一巻ずつフォーカスしているので、ドラマシリーズも同じ形ですべて映像化できれば美しいはずだ。
ライムズはさらに「スピンオフの可能性もあります」と付け加えている。それが実現した場合、スピンオフの内容は子どもたちの母親で未亡人のヴァイオレットにフォーカスするのかもしれない。
ちなみに、ライムズと『ブリジャートン家』の出会いは、彼女が病気でホテルの部屋にこもっていた時。原作シリーズの第1巻を読み始めたところ、すぐに夢中になり、すぐに全巻を買い揃えたそうだ。「ロマンス小説は好きじゃなかったんですが、この本はあまりにも面白かったので、病気だったのにベッドから出て本屋に行き、残りの巻を全部買ってきて読んだんです」
ロマンス小説が好きでなかったにもかかわらずライムズがハマった理由は、この作品を別のジャンルとして見なしていたからだという。「ロマンス小説とは見ていませんでした。私にとって『ブリジャートン家』はお仕事ドラマなんです。あの時代の女性たちは、社会的な力を一切持っていませんでした。彼女たちが唯一コントロールできるのは、誰とどのように結婚するかということ。結婚はいわば彼女たちの職場であり、パートナーは同僚。その同僚と協力して、自分たちの未来を前向きな形で確かなものにしていく。皆さんの見方とは違うでしょうが、私はそう考えていました」
「そして何より、あの物語の登場人物たちは、私にとって他人事ではありませんでした。21世紀のアメリカに生きる黒人女性が、摂政時代のイングランドの人物に自分を重ねられる。これこそが良い物語なのです」
2020年末にお披露目されたシーズン1は、当時Netflixで史上最も見られた海外ドラマの座を獲得。その後のシーズン2&3も配信直後に歴代トップ10入りを果たした。そしてシーズン4は2026年のリリースを予定している。
『ブリジャートン家』シーズン1~3はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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参考元:英Independent