米NBCにて2014年から放送されている人気ドラマ『シカゴ P.D.』は12シーズンにわたり多くの魅力的なキャラクターを送り出してきた。中でも、特捜班の初期メンバーであるアントニオ・ドーソン(ジョン・セダ)は、強い印象を残した人物だ。
彼の魅力は、いわゆる「ワル」な一面を持ちながらも、一線を越えない絶妙なバランスにある。犯人を追い詰めるためなら手段を選ばないが、ハンク・ボイト(ジェイソン・ベギー)ほど過激にはならない、そんなキャラクターだった。
そんな彼に戻ってきてほしい理由をColliderが挙げているので紹介しよう。
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『シカゴ・ファイア』とのつながりを生んだキャラクター
シーズン7の途中でアントニオが番組を去ってから、すでに5シーズンが経つ。彼は負傷が原因で鎮痛剤に依存し、その問題を理由に辞職した。解雇されたわけではないため、彼の復帰に期待しているファンも多いことだろう。
シーズン1から、特捜班の副リーダーとして登場したアントニオは、当初は硬派な警察官として描かれたが、物語が進むにつれて人間味を見せていく。彼の妹ガブリエラは『シカゴ・ファイア』に登場する消防士であり、この兄妹の設定は、フランチャイズ同士をつなぐ重要な役割を果たした。
ボイトと同様に事件に対して厳しい姿勢で臨む一方、チームの副リーダーとして信頼も厚かった。ルゼックとの一時的な衝突も乗り越え、チームを支える存在だったのだ。
復帰への期待が高まる背景
物語の中で、アントニオは鎮痛剤依存症や家庭内の問題に苦しみ、ドラッグディーラー逮捕に絡んで娘が誘拐される事件も経験した。これらの出来事により、チーム内での信頼関係は大きく揺らいでしまう。しかし、ボイトの支援で、彼は非公式にリハビリを受ける道が開かれた。
シーズン10でのジェイ・ハルステッド役ジェシー・リー・ソファー降板により、オリジナルメンバーが一人欠けた『シカゴ P.D.』。13シーズン目の制作が決定し、新たな物語が始まる今だからこそ、懐かしい顔ぶれが戻ってくるには理想的なタイミングだと言える。
アントニオは、ボイトの暴走を抑え、チームをまとめられる唯一の存在だ。彼の復帰は、『シカゴ P.D.』に失われた秩序を取り戻し、物語に再び深みをもたらすはずだ。復帰が実現すれば、かつての仲間たちとの関係性がどう変化するのかも、大きな見どころになるだろう。
『シカゴ P.D.』シーズン1~9はHuluにて配信中。シーズン11は、8月8日(金)よりアクションチャンネルにて日本初放送中。(海外ドラマNAVI)
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