オリジナルキャラが再登場！『ブラウン神父』シーズン13ファーストルック到着

英BBCにて2013年より続いている英国ミステリードラマ『ブラウン神父』。そのシーズン13の撮影が終了し、ファーストルック画像が届いた。BBCなど複数のメディアが伝えている。

シリーズ史上初の「海辺への小旅行」も

G・K・チェスタトンの原作小説をもとに、まん丸顔に大きな帽子とコウモリ傘がトレードマークのブラウン神父が、英国の小さな村で起こる難事件の数々を解き明かす人気シリーズ。昨年4月に更新が決まっていたシーズン13の撮影がこの度終了し、そのファーストルックが到着するとともに、このシーズンの出演者も明らかになった。

シーズン13には、ブラウン神父役のマーク・ウィリアムズのほか、サリバン警部役のトム・チェンバース、サリバン夫人（元ディヴァイン夫人）役のクローディー・ブレイクリー、ブレンダ役のルビー＝メイ・マーティンウッド、グッドフェロー巡査役のジョン・バートンも続投する。

さらに、最初の9シーズンでレギュラーを務めたマッカーシー夫人役のソーチャ・キューザックも戻ってくることが分かった。シーズン13の初回に再登場するという。

ソーチャのほかにも、フェリシア役のナンシー・キャロル、泥棒エルキュール・フランボウ役のジョン・ライト、ラザロ神父役のレックス・シュラプネル、フォックス神父役のロジャー・メイ、リンジー神父役のキーラン・ホジソンという、おなじみの面々が姿を見せる。

また、新たなゲストとして、『戦場のピアニスト』のモーリン・リップマン、『ラークライズ』のジュリア・サワラ、『刑事モース　～オックスフォード事件簿～』のフィル・ダニエルズ、『バーナビー警部』のデブラ・スティーヴンソン、『ハウス・オブ・ダビデ』のダヴード・ガダミ、『裏切りの影』のケヴィン・ハーヴェイ、『コール・ザ・ミッドワイフ　ロンドン助産婦物語』のジョージ・レインズフォード、『セルフリッジ 英国百貨店』のティモシー・ワトソンが参加。

シーズン13の公式あらすじは次の通り。「シーズン12最終話で行われた結婚式の後、新たに夫婦となったサリバン夫妻は新居での結婚生活に落ち着き、サリバン警部の妻となったイザベルは〈警察官の妻たちの会〉に歓迎されて喜ぶ。ブレンダは教区秘書の代理を務めながら自立の道を歩み始め、グッドフェロー巡査に助けられながら運転を学ぶことに。一方、ブラウン神父はフランボウに頼まれて収監中のラザロ神父を訪ねるが、それに苛立ったフォックス神父と対立、ケンブルフォードにも大きな影響をもたらすことになる。さらにシリーズ史上初めて、ブラウン神父たちは海辺への小旅行に出かけることに」

主演のマークはシーズン13について、父親の思い出を盛り込みつつ、以下のように語った。「測量士だった私の父は、建物を見る方法を教えてくれました。単に建築としてだけでなく、それがどのように使われているか、なぜそこにあるのかということまで。だから『ブラウン神父』のロケ地撮影が楽しみで、いつも『イングランド建築ガイド』を手元に置いています。シーズン13にあたる今年は、興味深いロケ地がたくさんありました。ドロイトウィッチにあるフランス風の幻想的なシャトー・インプニーや、チッピング・ノートンの小さな劇場（かつての救世軍の礼拝堂）、ワーウィックにある18世紀の八角形の素晴らしい王室裁判所、そして偉大な建築家ニニアン・コンパーが設計した美しい礼拝堂のあるグレート・モルヴァンの元修道院などで撮影しました。ほかにも、まるで時が止まったかのようなブレットフォートンのパブ、壮麗なバロック様式のグレート・ウィトリー教会、コッツウォルズにある美しい石造りの家や教会など、素晴らしいロケ地の数々。あとは、海辺でのエピソードも撮影しました！　父が聞いたら“ラッキーな奴だ”と言うでしょうね」

シーズン13は、本国イギリスで2026年初めにお披露目予定。日本ではシーズン1～11がHuluにて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：英BBC、英Radio Times