HBOの人気コメディシリーズ『Hacks(原題)』で主人公デボラ・ヴァンス役を務める名優ジーン・スマートが、思いがけないファンのリクエストに応じたエピソードがSNS上で話題となっている。
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サインをタトゥーに?!
現在ブロードウェイ舞台『Call Me Izzy(原題)』に出演中のジーンは、劇場のステージドア前でファンサービスを行っていた際、あるファンから「作中のキャラクター“デボラ・ヴァンス”の名前を、自身の腕にマーカーでサインしてほしい」と依頼されたという。その理由は、サインをそのままタトゥーにするためという驚きのリクエストだった。
突然の申し出に戸惑いを見せつつも、ジーンは最終的にこれを了承。サインがブレないよう姿勢を整え、丁寧に“デボラ・ヴァンス”の筆跡を再現したサインをファンの腕に記した。ファンはその足でタトゥースタジオに向かい、記念のインクを肌に刻む予定だという。
この一連の出来事を捉えた動画がSNSに投稿され、大きな反響を呼んでいる。73歳にしてなお第一線で活躍し続けるジーンの対応には、「神対応」「本物のスター」といった称賛の声が寄せられている。
【話題の動画】
@c_nicholle
なおジーンは、足首の不調により座った状態でファンサービスを行っていたが、今回のリクエストには自ら立ち上がって応じるなど、大御所俳優としてのプロ意識とファンへの深い愛情を感じさせた。
『Hacks』高評価の大ヒット作
『Hacks』は、2021年の配信開始以降、視聴者と批評家の双方から高い評価を受け続けているHBOの看板コメディシリーズのひとつだ。これまでにエミー賞で通算32ノミネート、6部門受賞という快挙を達成。そのうち、主演のジーンは2021年・2022年の2年連続で主演女優賞(コメディ部門)を受賞しており、その演技力と存在感は高く評価されている。最新のシーズン4も2025年のエミー賞で再び作品賞(コメディ部門)を含む5部門にノミネートされており、シリーズとしての勢いは衰えていない。
また、脚本や演出の完成度、テンポの良いユーモア、業界裏側を描いたリアルな描写も評価されており、Rotten Tomatoesでは毎シーズン90%以上の高スコアを維持。テレビ批評家協会賞(TCA)やゴールデングローブ賞でも複数回のノミネート・受賞歴があり、名実ともに“今観るべきコメディシリーズ”のひとつとして地位を確立している。
アメリカで高い評価と人気を誇る本作だけに、日本上陸にも期待したいところだ。なお、一部のHBO作品はU-NEXTにて配信中なので、今後の動向にも注目したい。(海外ドラマNAVI)