『ER 緊急救命室』や『フォーリング・スカイ』などで人気のノア・ワイリーが、『レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀』の待望となる続編『レバレッジ 詐欺師たちの償い』に出演した理由や、コロナ禍での撮影について語っている。
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コロナ禍での撮影となった『レバレッジ 詐欺師たちの償い』
『レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀』は、2008年より5シーズンにわたって米TNTで放送された人気シリーズ。犯罪のスペシャリストたちが詐欺師チームを結成し、正義のために巨大権力に立ち向かうクライムドラマだ。その続編となる『レバレッジ 詐欺師たちの償い』はコロナ禍で撮影され、2021年に本国アメリカで放送された。
米Screen Rantのインタビューに応じたノアが、続編に参加した理由は、旧知の仲であるプロデューサーのディーン・デヴリンから電話を受け、キャストに空きができたから参加してもらえないかと打診されたからだと明かしている。
番組への参加を依頼された当時、ノアが演じた、法の抜け穴を熟知する元弁護士ハリーの設定は決まっていなかったが、映画『フィクサー』に登場するような、自分の運命を変えようとしている高額な企業のフィクサー弁護士をイメージしたという。
ノアはハリー役を、「人生の方向を変えるためなら何でもしようとする人物」と称し、彼は本家シリーズやキャラクターを知らない視聴者にとっての“案内役”だと紹介。「ハリーを通して、エリオットの戦いぶりやパーカーの盗みの腕前、ソフィーの話術、そしてハーディソンとブリアナのIT技術が際立つのです」とコメントし、「人間味を与えてくれる役だから演じていて楽しかったです」と振り返っている。
ノアによると、『レバレッジ 詐欺師たちの償い』はコロナ禍において業界で最も早く撮影を再開した作品のひとつであり、仕事の復帰にあたり、業界全体の指針となる手順書を自分たちで作成したという。
コロナ禍での撮影について「緊迫していて怖くもありました」と表現したノアは、「スタッフ全員がお互いに信頼し合い、家でも感染しないよう気をつける緊張感が常にありました」と回想。マスクを着けたまま臨む長時間の撮影や、相手の顔が見えない中での撮影は、「すごく不自然で、即興性や触れ合いを大切にする俳優にとっては過酷だった」とも述べている。
また、真夏のニューオーリンズでの撮影初日は気温が40度を超え、防護服を着ているため暑さで倒れる人も出たとのこと。過酷な撮影が続き、ノアは妻に「自分には無理だと思う。やりたくない」と愚痴をこぼしたこともあったが、「仲間の雇用を守り、困難な時代に少しでも希望を届けたいという思いで乗り越えた」と語っている。加えてノアは、出演するだけでなく3エピソードで監督も兼任しており、その負担は一層大きかったに違いない。
『レバレッジ 詐欺師たちの償い』日本放送情報

「レバレッジ 詐欺師たちの償い」2025年7月4日(金)より独占日本初放送スタート! © 2021 Leverage 2.0 TV Holdings, Inc. All rights reserved./© 2021 Leverage 2.0 TV Holdings, Inc. All rights reserved., Alfonso Bresciani / IMDb TV
過酷な状況でキャストとスタッフが一丸となって撮影に挑んだ『レバレッジ 詐欺師たちの償い』は、スーパー!ドラマTV#海外ドラマ☆エンタメにて、7月4日(金)より独占日本初放送開始。(海外ドラマNAVI)