『ハンニバル』製作者の新作ドラマ、主役にオスカー俳優!マフィアのリーダー役に

映画『セッション』でアカデミー賞を受賞した名優J・K・シモンズが、新作ドラマシリーズ『The Westies(原題)』で主演を務めることが明らかになった。

本作はMGM+が制作するクライム・ドラマで、『ハンニバル』『ナルコス』の共同クリエイターとして知られるクリス・ブランカトーが共同制作・脚本・ショーランナーを担当する。

 

冷酷なカリスマ的リーダーに

物語の舞台は1980年代初頭のニューヨーク。アイルランド系アメリカ人の犯罪組織「ウェスティーズ」が拠点とするヘルズ・キッチン地区では、「ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センター」の建設が進んでおり、一攫千金のチャンスが転がり込もうとしていた。

イタリア系マフィア「ファイブ・ファミリーズ」に対して50対1と圧倒的に劣勢ながら、ウェスティーズはその残虐さと抜け目のなさを強みに、かろうじて保たれている均衡の中で利権に食い込んでいく。

しかし、伝統的なやり方を重んじる古株と、血気盛んな若手世代の対立が激化。組織の内紛が、イタリア系マフィアを追うFBIの捜査に火をつけてしまう――。

シモンズが演じるのは、ウェスティーズのカリスマ的リーダーであるエイモン・スウィーニー。表向きは気さくな古き良き街の男だが、その裏には計算された冷酷さと野心が潜んでいる。

MGM+の責任者マイケル・ライトは「J・K・シモンズは現在最高の俳優の一人。彼の持つ真実味と緊張感が、この複雑で刺激的な物語に欠かせない要素だ」と絶賛。ブランカトーも「シモンズは“権威”を演じるだけではない、彼そのものが“権威”を放っている」と語り、作品への強い信頼を寄せた。

全8話構成の本作は、7月からトロントで撮影開始予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:J・K・シモンズInstagram(@j.k.simmons.official)