エミー賞史上最多18部門を制覇したFXのドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』。その主要ロケ地が日本ではなかった理由についてSlash Filmが伝えている。
当初は日本での撮影を予定していたが…
映画級のクオリティで他の追随を許さずエミー賞史上最多18部門を制覇して今年の顔ともいえる作品になった『SHOGUN 将軍』。当初は日本版『ゲーム・オブ・スローンズ』との声もあったが、独自の世界観を確立。回を重ねるごとに、それまでを上回るクオリティを見せつけ、世界中にファンを増やしていった。そんな本作は、映像美も見どころのひとつと言えるが、ロケの大部分は日本以外で敢行された。
当初は日本での撮影を予定していたが、結果的にロケ地になったのはカナダ。企画が発表された後、何度かクリエイティブ面での見直しが行われたが、ロケ地の変更が決定したのは新型コロナウイルス感染症によるロックダウンでプロジェクトが中断されていた1年半の間のこと。日本での感染率の上昇がきっかけとなったという。
一部の屋外シーンの撮影は日本で行われたと報じている現地メディアもあるが、大阪城などでさえカナダで再現して撮影されていることを考えると、実際に日本で撮影された部分がどこなのか特定するのは極めて難しいと言えそうだ。
代わりに主なロケ地になったのは、カナダのブリティッシュコロンビア州。山間部や海岸沿いなど、様々なロケーションが起用されているが、製作総指揮のエリン・スミスは「クリエイティブチームは作品のために世界中を探した」と話しており、数ある候補の中から完璧な場所を見つけ出したことを明かしている。
また主演・製作総指揮の真田広之は「カナダ、特にバンクーバーに感謝したい。時代劇を作るのに完璧な場所だった。大きくて素晴らしく美しいスタジオがあって、そこから30分車で行ったところに森や川、山々や広場、ビーチなどすべてがあるんだ」とコメント。撮影後、ロケ地への感謝を込めてカナダのロケ地のひとつに日本の松の木が植えられたとEsquireは報じている。
さらに1日だけ英国でも撮影が敢行されたそう。制作に時間がかかり過ぎていたため、ジェームズ・クラベルによる原作小説を映像化する権利を失う可能性に陥った製作陣は、こうした問題を解決するために真田が火の前で馬に乗っているシーンだけ撮影。こうして小説の権利を保持することに成功し、確かな時間をもって世界中から絶賛される傑作を作り上げることに成功したようだ。
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Photo:『SHOGUN 将軍』© 2024 Disney and its related entities