
大ヒットサバイバルドラマ『ウォーキング・デッド』で宿敵同士だったマギーとニーガンの姿を描くスピンオフ『ウォーキング・デッド:デッド・シティ』。同作にもしも、オリジナルシリーズですでに死亡しているスティーヴン・ユァン演じるグレンが再登場するとしたら、一体どのような方法があるだろうか? このほど、ハーシェル役のローガン・キムが、グレン復活の方法を提案したと、米Screen Rantが伝えている。
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宿敵ニーガンとマギーの物語にグレンが戻ってくるのなら…
大ヒットサバイバルドラマ『ウォーキング・デッド』のスピンオフとして2023年に登場した『ウォーキング・デッド:デッド・シティ』。本作は、ローレン・コーハン演じるマギーとジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンという、かつて深い因縁で結ばれた二人の共闘を描く異色作である。
この物語の裏に、いまだ影を落としているのがスティーヴン・ユァン演じるグレンの存在だ。シーズン7第1話でニーガンの手によって命を落としたグレンは、本編から退場して久しいものの、彼の死はマギー、そして彼らの息子ハーシェルをはじめとする登場人物たちの精神に大きな影響を与え続けている。
「グレンのゴースト登場もアリ?」――ハーシェル役ローガン・キムの提案
そんな中、『デッド・シティ』で少年ハーシェルを演じるローガン・キムが、米メディアScreen Rantのインタビューでグレン復活の可能性について語った。
「そうだなあ。グレンをフラッシュバックで登場させるのはどうかな? もしくは“ゴースト”として登場させるとか! そんな展開になったら、とてもクールだと思うよ」とコメント。後者のアイデアに関しては確信が持てないと前置きした上で、グレンを物理的に復帰させることは、とても興味深いことだと考えているようだ。
また、ハーシェルというキャラクターについても熱を込めて語り、「自分とはまったく違う人物を演じるのが楽しい」と俳優としての喜びを明かしている。「ハーシェルは父の顔をほとんど知らないから、仮に出会っても父親だとすぐにわからないかもしれない。彼を演じ続けたいほど気に入っている」とも語っている。
すでに描かれている“グレン再登場”の兆し
実際、『デッド・シティ』ではマギーの悪夢という形で、グレンの死を想起させる描写がすでに登場している。あの衝撃的なシーズン7の記憶が、マギーの精神に今も深く刻まれていることを象徴するシーンであり、シリーズ全体においてグレンという存在が今なお重要であることを示している。
マギーとニーガンという、筆舌に尽くしがたい因縁を抱えた二人の旅路のなかで、グレンが物語に再び姿を見せることは、強いドラマ性を生む要素にもなり得る。
しかし実現は困難?スティーヴン・ユァンの多忙な現在
とはいえ、グレンの再登場が現実のものとなる可能性は高くはない。というのも、スティーヴンは現在、アニメ『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』で声優を務めているほか、Netflixのクライムスリラー『RIP(原題)』などへの出演も控えており、多忙を極めているからである。
スティーヴンは近年、映画『NOPE/ノープ』などでの活躍も評価され、今やハリウッドでも引く手あまたの俳優となっている。スケジュールの面でも、『デッド・シティ』シーズン2での復帰は厳しいと見られている。
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“思い出の中のグレン”という選択肢
それでも、フラッシュバックやマギーの回想、あるいは息子ハーシェルが父の姿を想像する場面といった形でのグレン再登場は、物語に深みを加える有力な演出となるだろう。グレンの存在はすでにシリーズの“心臓部”とも呼べる存在であり、視聴者の感情にも強く訴えかける力を持っている。
スティーヴンの出演が叶わなかったとしても、彼の存在を感じさせる描写は『デッド・シティ』の物語をよりエモーショナルで、記憶に残るものにしてくれるはずだ。ローガンの発言が実際に制作側に影響を与えるかどうかは不明である。しかし、グレンが『ウォーキング・デッド』で最も愛されたキャラクターの一人であることは間違いなく、その復帰はファンにとって大きなサプライズとなるだろう。
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Photo:(C) Robert Clark/AMC