『クリード』スピンオフドラマがAmazonで製作決定!マイケル・B・ジョーダンも参加

以前より企画されてきた映画『クリード』ユニバースのドラマ化がついに現実のものとなった。Amazon Prime Videoがドラマシリーズ『Delphi(原題)』の製作を発注したと、米Deadlineが伝えている。

物語の舞台は『クリード』シリーズの原点であるあの場所

映画『クリード』シリーズの顔であり、2023年のシリーズ3作目『クリード 過去の逆襲』ではアドニス・クリード役として主演するとともに監督・製作も務めたマイケル・B・ジョーダンは、今回のスピンオフドラマに製作総指揮として参加する。出演や監督も担うのかは不明だ。ショーランナー・製作総指揮を兼任するのは、ガエル・ガルシア・ベルナル主演のボクシングドラマ『ラ・マキーナ 崖っぷちのボクサー』を手掛けたマルコ・ラミレス。

『Delphi』の詳細は明かされていないが、映画シリーズに登場するデルフォイジムの若きボクサーたちに焦点を当てる。

ドラマの舞台となる「デルフォイ・ボクシング・アカデミー」はロサンゼルスに拠点を置くボクシングジム。『ロッキー』シリーズでアポロ・クリードのトレーナーとして知られるトニー・“デューク”・エヴァースが設立し、かつてはアポロ自身が長年にわたりトレーニングを積んだ場所だ。現在は“デューク”の息子であるトニー・“リトル・デューク”・エヴァースが継いだジムはアドニスの本拠地となっている。

マイケルと彼の製作会社Outlier Societyは、アマゾンMGMスタジオと映画・テレビ双方における包括的契約を結んでいる。それに伴い数年前からAmazonと“クリード・バース”の構想を練り始め、実写シリーズやアニメシリーズ化といったプロジェクトが検討されてきた。

マイケルは、2023年の『クリード 過去の逆襲』プレミア上映会で「クリード・ユニバースの構築が本当に楽しみ」と語っていた。そんな彼はこの度Amazonのアップフロント(広告主向けの新作発表会)に登壇、『Delphi』について「『ロッキー』から広がるユニバースの原点、その核となる精神へと立ち返らせてくれるものになる」と紹介していた。

「僕がこの物語を愛する理由は、『ロッキー』や『クリード』シリーズの真髄である、たゆまぬ努力、揺るがぬ決意、自分よりも重要な何かのために戦うという姿勢にどこまでも忠実だから。そしてこれは家族――血の繋がったものと僕たちが自ら築き上げたもの――の物語でもある。今、僕たちはここで特別な何かを創造している最中で、デルフォイジムの門を叩く新たなファイターたちをみんなに紹介できる日を心待ちにしている。『クリード』の世界ではいつもこう言うんだ。“一歩ずつ、一ラウンドずつ、一発ずつ”とね」

『ロッキー』シリーズの魂を受け継ぎ、現代に新たな物語を紡ぎ出す『クリード』ユニバース。その次なる一手の『Delphi』も、ファンにとって見逃せない作品となりそうだ。

映画『クリード チャンプを継ぐ男』『クリード 炎の宿敵』『クリード 過去の逆襲』は、Amazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline