【ネタバレ】『9-1-1』主要キャラ退場に対する共演者の反応は?

本国アメリカで放送中の人気レスキュードラマ『9-1-1:LA救命最前線』シーズン8で、主要キャラクターの衝撃的な退場が描かれたことは先日お伝えした通り。その展開に共演者たちが反応している。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが報じた。(※本記事はネタバレを含みますのでご注意ください)

ショーランナーに抗議し続けた!キャストが明かす

本作からの降板が決まったのは、シーズン1からボビー・ナッシュを演じてきたピーター・クラウス。米ABCで4月17日(木)に放送されたシーズン8第15話「Lab Rats(原題)」で、ボビーはチムニー(ケネス・チョイ)とともに致死性の高いウイルスに感染すると、唯一の抗ウイルス剤をチムニーに譲って自らは死を選ぶという自己犠牲の精神を発揮した。

ボビーの妻アシーナを演じるアンジェラ・バセットは、自分の方が死ぬのではないかと思っていたという。「ショーランナーのティム・マイナがこう言っていたの。“アンジェラ、このシーズンでは大きな変化がある。すごくドラマティックなことが起きて、誰かが死ぬことになる”と。その後に彼が間を空けるから、“それって……私!?”って思わず言ってしまった。(死ぬのはアシーナではないと聞いた後)私はキャラクターたちを思い浮かべ始めた。(死ぬのは)ヘン?それともチムニー?という風に何人か連想した後、(ボビーの可能性を考えて)“まさか!?”ってなったの。だってボビーが死ぬなんて考えられなかったから」

ボビー退場はアンジェラもまったくの予想外だったようだ。「ここ4、5年間、ボビーとアシーナの絆はとても素晴らしく、強かったから。私はもちろん、誰も予想だにしていなかった」と語るアンジェラは、自分のキャラクターが死んでしまうことを知ったピーターの対応を次のように説明する。「(彼はボビーの運命を知った後)自分でそのことを消化しながら、私たちキャスト全員を慰めなければならなかった。でも幸いなことに、シーンの撮影順はバラバラだから、ボビーの最後の姿を撮影した後もまだ彼と一緒に演じるところはあったの。本当にささやかな猶予だけどね」

一方、チムニー役のケネス・チョイは、ボビーがいなくなることに関してショーランナーのマイナに抗議したことを明かした。「とても悲しかった。信じたくなかった。意味が分からなかった。なぜそんなことをするんだ? 皆の父親像を殺すようなものだってね。そしたらマイナは、なぜボビーが死ぬという展開が正しい選択だと思うのかを私に説明してきた。でも私は彼に抗議し、(ボビーの)葬式のシーンを撮るまで戦い続けたんだ。もしかしたら(撮影後でも)撤回するかもしれない。彼らの気が変わるかもしれない。軌道修正するかもしれないと思ったから」

そしてケネスは、ボビーを演じるピーターについてもこう述べた。「ピーターがこの結末を想像していたとは思わない。でも、結末を知った時、彼はそれがほかのみんなにどんな影響を及ぼすのかをクリエイティブに理解したと思う。ボビーの最期は、彼のキャラクターに沿ったものだった。結束の固い消防士ファミリーの隊長で、父親のような存在だった。消防士の仕事は命を救い、犠牲を払うことだからね」

さらに、今後の隊員たちにとって不安が残る展開になることも述べた。「ロサンゼルス市消防118分署は今、分裂している。リーダーを失って、どうしたらいいのか分からないような状態だよ。出動するたびに、消防署に足を踏み入れるたびに、この重荷を背負うことになる。皆、喪失感でいっぱいなんだ」

また、ヘン役のアイシャ・ハインズは、共演者を称えた。「ピーター・クラウスは素晴らしい俳優です。彼の出演する作品が常にそれを裏付けてきましたし、『9-1-1』の数多くのエピソードで、その幅の広さ、深さ、ユーモア、身体的エネルギーを存分に発揮しているのを目の当たりにするのは、とても光栄なことでした。私のキャリアの中で永遠に残る礎となる瞬間でした。ピーターのリーダーシップに感謝しています。静かな時に私の心のケアをしてくれたこと、長い昼と夜を乗り切るための笑いに火をつけてくれたことにも感謝しています」などとInstagramに綴った。その投稿には、ピーターとのオフショットの画像や動画が多数添えられている。

『9-1-1:LA救命最前線』シーズン1~8はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly①Entertainment Weekly②米Deadline


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