『ドーソンズ・クリーク 青春の輝き』や『ブロークバック・マウンテン』のミシェル・ウィリアムズが主演を務める新ドラマ『人生の最期にシたいコト』（原題：Dying for Sex）は、乳がんが再発し先が短いと知った40代のモリーが、静かな余生を送る代わりに大胆な“性的探求の旅”に出る姿を描いた作品。同名の人気ポッドキャストにインスパイアされており、観る者に“生きる意味”を問いかける。
40代女性が選んだ“普通じゃない”最期の時間
Rotten Tomatoesで88パーセント、Metacriticで79という高評価を記録し、各メディアの批評家からも高い評価を得ている『人生の最期にシたいコト』。タイム誌のジュディ・バーマンは、「完璧な患者像への痛烈な反論」と評し、「率直で挑発的、時に爆笑を誘うほど面白い」とその魅力を語る。
共演陣も実力派ぞろいで、ジェイ・デュプラス（『トランスペアレント』）がモリーの“心配しつつも見下した態度を取る夫”を好演。ジェニー・スレイト（『ふたりで終わらせる／IT ENDS WITH US』）は、混乱しながらもモリーを支える“輝かしい親友”を演じており、ロブ・ディレイニー（『バッド・モンキー』）はモリーの性探索に関わるちょっと変な隣人として物語に深みを与える。
A.V. Clubのティム・ローリーは「最も悲痛な状況でも笑いを絶やさず、この物語の避けられない悲しみを思い出させる瞬間がある」と述べ、そのバランス感覚を高く評価。Slant Magazineのロス・マクインドーも「暗く面白く、深く甘く、そして率直に誠実」と評し、性を“笑い”と“真剣さ”の両面から描いている点に注目する。
Entertainment Weeklyのクリステン・ボールドウィンは本作にB+の評価を付け、「単なる挑発的な内容以上のテーマを持つ」とした上で、ミシェルの演技について「怒りや痛み、悲しみを見事に表現している」と賞賛している。
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