『ウォーキング・デッド』ファンにぴったりの新番組が誕生へ

米AMCの大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』はこれまでの数多くのスピンオフを生み出してきたが、同シリーズに当初から関わってきた人物による新たな番組が誕生することが分かった。米Deadlineが報じている。

AMCとグレッグ・ニコテロが再タッグ

AMCが所有するホラー作品専門のストリーミングサービス米Shudderは、業界では有名な特殊効果アーティスト、監督、プロデューサーで、『プレデターズ』『ヒッチコック』といった映画でも特殊効果メイクやクリーチャー製作に関わったグレッグ・ニコテロがクリエイターを務めるホラーベースのコンペティション番組『Guts & Glory(原題)』の製作を発表した。ニコテロは、『ウォーキング・デッド』本家だけでなく『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』をはじめとしたすべてのスピンオフ作品にも関わっているクリエイターだ。

AMCは、4月9日(水)に行われるクライアント向けのアップフロントプレゼンテーションに先立ち、この発表を行った。6話から成る同番組の公式発表では詳細はほとんど語られなかったが、プレスリリースによると「伝統的なコンペティション番組の台本をひっくり返し、予想外のチャレンジに満ちた没入型ホラー体験にプレイヤーを押し込む」ものだという。韓国の現代(ヒョンデ)が総合スポンサーを務めるこの新番組は、今年後半に米国とカナダのShudderとAMC+(AMCの動画配信サービス)でお披露目される予定だ。

AMC Networksの副社長であるロブ・フォックスは、ニコテロとのコラボレーションについて以下のように語った。「ホラーのことを知っている人なら、グレッグ・ニコテロがこのジャンルにもたらす革新性と創造性を理解しているでしょう。彼の素晴らしい特殊効果を扱った作品は、『ウォーキング・デッド』のあのウォーカーや『CREEPSHOW/クリープショー』のモンスターなど、昔からあるジャンルの定番なものに新鮮でスリリングなテイストを加え、視聴者に衝撃と恐怖を与えてきました。私たちは彼との長年の関係を継続し、そのユニークなコンセプトに命を吹き込み、衝撃と驚きを与え、このジャンルの奥深さを表現するシーンやシナリオを皆様に紹介できることに、ワクワクしています」

ニコテロはこのように話した。「もし(長寿リアリティ番組の)『サバイバー』と『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の間に赤ちゃんが生まれたら...という感じです。リアルタイムで生中継しなければならない中で特殊効果を作り、勝者を決める勝負の中でリアルなリアクションを捉えるのです」

『Guts & Glory』の製作総指揮には、ショーランナーのニコテロのほか、Monster Agency Productionsのブライアン・ウィッテン(『13日の金曜日』)、アンドリュー・モリナ(『エメラルド・カウボーイ』)らが名を連ねる。そして共同製作総指揮を務めるのはジェフリー・F・ジャニュアリー(『ウォーキング・デッド』)。

今月でShudderは10周年。『ウォーキング・デッド』フランチャイズも今年15周年を迎える。『ウォーキング・デッド』シリーズを知り尽くしたニコテロが贈る新たな番組も日本上陸を果たすだろうか。

『ウォーキング・デッド』全11シーズンをはじめ、『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』『ウォーキング・デッド:デッド・シティ』といったフランチャイズ作品はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

Photo:『ウォーキング・デッド』© 2010 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.