『ビバヒル』キャスト、マシュー・ペリー出演回が与えた影響を語る

大人気ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のキャストが、あるドラマスターが出演したエピソードを振り返っている。米Entertainment Weeklyが伝えた。

『フレンズ』スターが悩み追い詰められる若者を熱演

米FOXで1990年から10シーズン続いた『ビバヒル』の主要キャスト、ジェイソン・プリーストリー(ブランドン・ウォルシュ役)、ジェニー・ガース(ケリー・テイラー役)、ガブリエル・カーテリス(アンドレア・ザッカーマン役)、アイアン・ジーリング(スティーブ・サンダース役)、トーリ・スペリング(ドナ・マーティン役)、ブライアン・オースティン・グリーン(デビッド・シルバー役)の6人が、3月終わりにコネチカット州で行われたコミコンに登場。スティーブ役アイアンの61回目の誕生日(3月30日)をみんなで祝ったりもしたこのイベントの中で、デビッド役のブライアンがシーズン1のあるエピソードに言及した。

ブライアンは同作で特に好きなストーリーラインとして、シーズン1第19話「乳ガン・チェックの波紋」をピックアップ。その話ではジェイソン演じるブランドンが学校新聞のために校内の有名人ロジャー・アザリアンを取材するのだが、そのストーリーが印象深かったという。ロジャーに扮するのは、のちに『フレンズ』のチャンドラー役でブレイクを果たすマシュー・ペリー。

ビバリーヒルズ高校白書/青春白書

ロジャーは、一代で莫大な富を築いたジョージ・アザリアンの息子。情報通のスティーブ曰く、将来は有名大学に進み、ミス・アメリカと結婚し、大統領選に出馬するようなエリートと見られていた。しかし、ブランドンは実際にロジャーと会って話を聞くうち、彼が高圧的な父親から高い期待をかけられていることに気づく。そしてロジャーが書いているという脚本を読ませてもらうのだが、そこには父親を殺すというストーリーが綴られていた…。最終的に父親が望む大学に進まなかったロジャーは、自殺しようとしたところをブランドンに止められ、精神病院に入院する。

ブライアンはこのストーリーについて「マシューとジェイソンが見事な化学反応を見せているんだ。あの話をきっかけに、メンタルヘルスについて初めて考えるようになった。J(ジェイソン)、君から学んだよ。そしてマシュー、君に神のご加護を」と語り、自身が受けた影響を振り返った。

なお、このエピソードに参加した当時21歳だったマシューは、2012年に米Los Angeles Times紙に対し、ジョークを交えて同作出演を振り返っていた。「あれは1990年か1991年だったけど、あの頃の若者なんてみんな同じじゃないかな? (ロジャーのように)ポロシャツを着て、父親を撃ち殺すんだ(笑) あれは僕にとって最高の演技の一つだったね」

『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』は、薬物中毒やストーキング、性暴力といった社会問題も取り上げ、若者を中心に大きな支持を獲得した。今は亡きマシューが素晴らしい演技を見せたこのエピソードも多くの人の心に響いたことだろう。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly米Los Angeles Times紙