
アメリカにおけるエミー賞に該当する英国アカデミー賞(BAFTA)のテレビ部門。この度、第71回目となる2025年のノミネーションリストが発表! 以下に主要7部門のノミネート作品と俳優をまとめてご紹介。
目次
『私のトナカイちゃん』が最多8部門で選出
2025年のBAFTAテレビ賞のノミネーションが発表された。『私のトナカイちゃん』はリミテッドドラマ賞を含む8部門でノミネートされ、主演男優賞にはクリエイターでもあるリチャード・ガッド、助演女優賞にはジェシカ・ガニングとナヴァ・マウが選ばれた。
Apple TV+の『窓際のスパイ』とDisney+の『Rivals(原題)』はそれぞれ6部門でノミネートされ、主演男優賞ではゲイリー・オールドマンとデヴィッド・テナントが競い合う。この部門には他にも、マーティン・フリーマン(『レスポンダー 夜に堕ちた警官』)、トビー・ジョーンズ(『ミスター・ベイツvsポストオフィス』)らが名を連ねた。
主演女優賞では、ビリー・パイパー(『グレート・スクープ』)とモニカ・ドラン(『ミスター・ベイツvsポストオフィス』)が候補に。モニカは『刑事シンクレア シャーウッドの事件』で助演女優賞にもノミネートされた。
『ミスター・ベイツvsポストオフィス』は6部門でノミネートされ、リミテッドドラマ部門では『One Day/ワン・デイ』『私のトナカイちゃん』らと競う。
また、Netflixの『Supacell/スーパセル』がドラマシリーズ部門の候補として挙げられ、『ウルフ・ホール』『刑事シンクレア シャーウッドの事件』らと対決する。
国際ドラマ部門では、話題の『SHOGUN 将軍』が『セイ・ナッシング』『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』と共にノミネートされ、サプライズの展開も予想される。
放送局別のノミネート数では、BBCが75部門で圧倒的1位となり、2位のChannel 4(27部門)、3位のNetflix(26部門)を大きく引き離した。ストリーミングサービスでは、Disney+が過去最多の15部門、Apple TV+が13部門でノミネートされ、Prime Videoは1部門のみの選出となった。
授賞式は5月11日(日)にロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで開催され、司会はアラン・カミングが務める。
英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門のノミネーション一覧
ドラマシリーズ部門
『刑事シンクレア シャーウッドの事件』
『Supacell/スーパセル』
『ウルフ・ホール』
『Blue Lights(原題)』
主演男優賞
リチャード・ガッド『私のトナカイちゃん』
ゲイリー・オールドマン『窓際のスパイ』
マーティン・フリーマン『レスポンダー 夜に堕ちた警官』
トビー・ジョーンズ『ミスター・ベイツvsポストオフィス』
デヴィッド・テナント『Rivals(原題)』
レニー・ジェームズ『Mr Loverman(原題)』
主演女優賞
ビリー・パイパー『グレート・スクープ』
ローラ・ペティクルー『セイ・ナッシング』
マリサ・アベラ『インダストリー』
モニカ・ドラン『ミスター・ベイツvsポストオフィス』
アンナ・マックスウェル・マーティン『Until I Kill You(原題)』
シャロン・D・クラーク『Mr Loverman(原題)』
リミテッドドラマ部門
『私のトナカイちゃん』
『ミスター・ベイツvsポストオフィス』
『One Day/ワン・デイ』
『Lost Boys and Fairies(原題)』
助演男優賞
ジョナサン・プライス『窓際のスパイ』
クリストファー・チャン『窓際のスパイ』
ダミアン・ルイス『ウルフ・ホール』
マッキンリー・ベルチャー三世『エリック』
アリヨン・バカレ『Mr Loverman(原題)』
ソニー・ウォーカー『The Gathering(原題)』
助演女優賞
ジェシカ・ガニング『私のトナカイちゃん』
ナヴァ・マウ『私のトナカイちゃん』
マキシン・ピーク『セイ・ナッシング』
モニカ・ドラン『刑事シンクレア シャーウッドの事件』
キャサリン・パーキンソン『Rivals(原題)』
スー・ジョンストン『Truelove(原題)』
国際ドラマ賞
『SHOGUN 将軍』
『セイ・ナッシング』
『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』
『You Are Not Alone: Fighting the Wolfpack(原題)』
『Colin from Accounts(原題)』
『After the Party(原題)』
(海外ドラマNAVI)
Photo:©︎Netflix