『THE LAST OF US』シーズン2で取り入れた変更点とは?クリエイターが語る

同名人気ビデオゲームをドラマ化した米HBOの『THE LAST OF US』シーズン2では、オリジナルとは異なる要素が取り入れられているという。その点について共同クリエイターが語っている。

シーズン1のビルと同じく、あるキャラを深掘り

『THE LAST OF US』の舞台は、謎の菌類が蔓延し、文明が崩壊してから20年が経った近未来のアメリカ。幼い娘を失ったジョエルが、菌類に耐性を持つ少女エリーを隔離地域から連れ出す任務を課され、二人が繰り広げる過酷なサバイバルが描かれる。

米Varietyのインタビューで、クリエイターのクレイグ・メイジンとニール・ドラックマンが、シーズン2で取り入れた変更について言及。シーズン2では、ビデオゲームシリーズ第2作『The Last of Us Part II』に一瞬しか登場しない、ユージーンというキャラクターの背景が掘り下げられるという。

ビデオゲームでのユージーンは、エリーとシーズン2で初登場するキャラクター、ディーナと一緒に大麻を吸う仲間だが、ほとんど出てこない。しかし、ドラマ版のシーズン2ではユージーンの出番が増え、シーズン1のビルと同様にキャラクターの背景が詳しく描かれるとのこと。ユージーンを演じるのは、『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』や『マトリックス』に出演していたジョー・パントリアーノ。ユージーンを前面に押し出すことは、ゲームの世界観を超えてストーリーの幅を広げるチャンスだとメイジンは説明する。

その変更についてドラックマンは、「こういう機会を得るとワクワクします。“おっと、ユージーンのことをよく知らないな”という感じで。ゲームで語られたストーリーは少し表面的でした。ユージーンの登場の仕方によって、ジョエルとエリー、そして彼らの関係の核心に迫ります」と説明。その言葉を受けて、メイジンはドラックマンが発想と再解釈、追加や変更の価値を理解していると称えている。

ドラックマンはシーズン2に加えた変更を気に入っているとし、「ドラマ版は別バージョンの物語ですが、ビデオゲームのDNAはしっかり受け継がれています」と述べた。

『THE LAST OF US』シーズン2は、本国アメリカと同時となる4月14日(月)10:00よりU-NEXTにて配信スタート!(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

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