Netflixリブート版『大草原の小さな家』いよいよ撮影開始!オリジナルとの違いと期待

1974年から1984年にかけてNBCで放送された名作ドラマ『大草原の小さな家』の新シリーズをNetflixが製作中であることは当サイトでもお伝えしてきた通り。世代を超えて愛され続けてきた名作の新たな解釈に、ファンの期待が高まっている。

 

『大草原の小さな家』オリジナル版から50年、新たな時代に向けたリブート

Netflixによると、新作は「家族ドラマであり、壮大なサバイバル物語、そしてアメリカ西部の起源譚の一部」として制作され、「フロンティアを築いた人々の苦難と勝利を多角的に描く」作品となるという。

このリブート版のショーランナー兼製作総指揮であるレベッカ・ソネンシャインは、「5歳の時にこの本に恋をしました。新しい観客のためにこれらの物語を脚色できることを光栄に思い、わくわくしています」と語っている。

ローラ役メリッサ・ギルバートはどう思っている?

オリジナルシリーズでローラを演じたメリッサ・ギルバートは、Netflixの発表直後、自身のコメントを控えることを決めた。その理由について、「この作品が独自のものとして評価されるべきだから。そして、もし後で私が必要とされるなら、その時に話し合いましょう」とEntertainment Weeklyに語っている。

しかし、一部のメディアではリブート版が「ウォーク(woke)」な内容になるのではないかと懸念を示す声もあった。元Fox Newsのホスト、メーガン・ケリーが「Netflixがリブート版をウォークにしたら絶対に台無しになる」と発言したことに対し、メリッサはInstagramで反論。「オリジナル版を見たことがありますか? すでに薬物依存や排外主義、ネイティブアメリカン、男性優位主義、反ユダヤ主義、レイプ、児童虐待などの社会問題を扱っていた」と指摘。Netflix版について「全く問題を感じていない」とし、新しい時代に合った視点で物語が語られることを歓迎している。

「『大草原の小さな家』の世界は、様々な解釈が可能です。『若草物語』のように新しい形で語り直されることが自然だと思います。オリジナルのテレビシリーズはマイケル・ランドンの解釈でしたが、今度は他の誰かの解釈を見る時期が来たのです」さらに「1970年代には必ずしも実現できなかったことが、今なら可能です。特にキャスティングの面では、大きな変化が期待されるでしょう」と、新しいプロジェクトが持つ可能性を強調した。

『大草原の小さな家』撮影は今年6月より開始

Netflixのリブート版は、他の人気シリーズ『ヴァージンリバー』『スイート・マグノリアス』『マイライフ with ウォルターボーイズ』などと並ぶ作品として期待されている。撮影は今年6月より、カナダのマニトバ州ウィニペグにて開始予定。

(海外ドラマNAVI)

参考元:Entertainment WeeklyCNNThe Cinemaholic

Photo:『大草原の小さな家』© 1974-1975 NBC Studios, Inc. All Rights Reserved.