スティーヴン・キング、打ち切られた『アンダー・ザ・ドーム』をNetflixで復活させたい!

ホラーの巨匠スティーヴン・キングの小説は、『ミスター・メルセデス』『11/22/63』『ザ・ミスト』といった作品がドラマ化されているが、キングがシーズン3で打ち切られたSFミステリードラマ『アンダー・ザ・ドーム』をNetflixで復活させたいと望んでいるようだ。米Entertainment Weeklyが報じている。

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米CBSで放送された『アンダー・ザ・ドーム』は、突如として目に見えない巨大ドームに覆われ外界と遮断されてしまった平凡な田舎町チェスターズミルを舞台に、極限状態に置かれた住民の試練と葛藤を描くシリーズ。2013年に放送が始まった際は多くの視聴者を獲得したものの、次第にその数を減らし、2015年にシーズン3をもっての終了が決定。当初は5シーズンかけて完結させる意向を示していた製作陣は、シリーズ最終話を「次のシーズンを作ることもできる」内容にしたため、消化不良を覚えた人もいたようだ。

キングもそんな一人のようで、本シリーズについて「Netflixで甦らせて、最初から原作に忠実に製作するのはどうかな?」とツイートしている。

本シリーズには、米軍の元特殊部隊員で賞金稼ぎのバービーことデイル役でマイク・ヴォーゲル(『ザ・ブレイブ:エリート特殊部隊』)、地元新聞記者ジュリア役でラシェル・ルフェーブル(『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』)、ドームの謎に挑む高校生ジョー役でコリン・フォード(『レボリューション』)、市議会議員で有力者の"ビッグ・ジム"役にディーン・ノリス(『ブレイキング・バッド』)、ジムの息子で情緒不安定なジェームズ役でアレクサンダー・コック(『Underemployed ~夢とサイフの相関図~』)、ジェームズの恋人でジョーの姉でもあるアンジー役でブリット・ロバートソン(『Girlboss ガールボス』)が出演していた。

キングといえば、最近では自身の作品に頻繁に登場する架空の町キャッスルロックを舞台にしたミステリードラマ『キャッスルロック』もドラマ化され、こちらはシーズン2への更新が決定。2017年に世界的な大ヒットとなったホラー映画『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』の続編『IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。』と、1980年に公開されたホラー映画の傑作『シャイニング』の続編となる『ドクター・スリープ』も今年公開を控えるなど、ホラーの巨匠の名を欲しいままにしている。

果たしてNetflixで『アンダー・ザ・ドーム』の復活となるか、その後の動向を見守っていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『アンダー・ザ・ドーム』撮影時のスティーヴン・キング
(C)2013 CBS Studios Inc.