アメリカの伝説的シットコム『フレンズ』の不発に終わったスピンオフがYouTubeで公開され話題を呼んでいる。
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アメリカでは初配信！
ニューヨークに暮らす男女6人を描き、世界中で社会現象を巻き起こしたシットコム『フレンズ』。メインキャラクターの一人である俳優志望のジョーイ・トリビアーニ（マット・ルブラン）を主人公にしたスピンオフ『Joey ジョーイ』が2004年から2006年にかけて2シーズン製作され、長らくお蔵入りになっていたが、『フレンズ』公式YouTubeチャンネルで第1話と第2話が無料公開され、アメリカでは初配信されることに。
『フレンズ』が10シーズン目を迎えた数カ月後の2004年9月に封切られた『Joey ジョーイ』。これまで以上に本格的に俳優としてのキャリアを求めるためニューヨークからロサンゼルスに引っ越したジョーイを追うストーリーで姉のジーナ（ドレア・ド・マッテオ）と甥のマイケル（パウロ・コスタンゾ）が登場した。
さらにジョーイの恋のお相手アレックス役で『ブッキー／ギャンブルなお仕事』のアンドレア・アンダースや芸能事務所のエージェント・ボビー役で『ホワイト・ロータス／諸事情だらけのリゾートホテル』のジェニファー・クーリッジなどが出演。その他『ウェンズデー』のクリスティナ・リッチや『エレメンタリー ホームズ＆ワトソン in NY』のルーシー・リューなどもキャストに名を連ねている。
本作は『フレンズ』の木曜夜の放送枠を引き継ぎ、パイロット版で1860万人の視聴者を獲得する好調なスタートを記録。しかしシリーズが進むにつれて視聴者数は減少し、第1シーズンの平均視聴者数は1020万人、第2シーズンでは710万人となった。その後、放送時間の変更などが行われたが最終的に2006年5月に打ち切りが決定。未放送のエピソードが約8話残っていたが、これらは海外の放送局で放送された。
『フレンズ』の共同制作者で『Joey ジョーイ』でも製作総指揮と監督を務めたケヴィン・ブライトは、The Age誌のインタビューで「『フレンズ』のジョーイは女たらしではあったけれど、その冒険を楽しめたし頼れる親友だった。でも『Joey』では仕事も見つからず、女性をデートに誘うこともできない、哀れでうじうじしたキャラクターにされてしまった。方向性が間違っていると感じたが、意見は聞き入れられなかった」と、『Joey ジョーイ』の失敗について語った。
今後YouTubeで追加エピソードが公開されるのか、はたまた配信サービスで視聴可能になるのかは不明。ひとまず第1話と第2話を公開することで、ファンの反応をうかがっているのかもしれない。
『フレンズ』全10シーズンは、Hulu、U-NEXTにて配信中。（海外ドラマNAVI）
