ガイ・リッチー×豪華キャストの新作ドラマ、ファーストルックが到着

人気監督のガイ・リッチーが豪華キャストを迎えて贈る、新たな犯罪ドラマのファーストルックが届いた。

『レイ・ドノヴァン』スピンオフのはずだったが…

長編映画デビューを飾った1998年の映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』をはじめ、『スナッチ』『ロックンローラ』『ジェントルメン』といった映画、ドラマで犯罪を描いてきたリッチー。彼が新たに手掛ける犯罪ドラマのタイトルが『MobLand(原題)』に決まり、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアのParamount+で3月30日(日)にリリースされることが決まった。こうした英語圏以外では2025年後半にお披露目となるようだ。

米Varietyによれば、この『MobLand』はもともとは米Showtimeにて2013年より7シーズンわたり放送された人気ドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』イギリス版スピンオフ『The Donovans(原題)』として進められていたが、最終的に『レイ・ドノヴァン』シリーズとは無関係の単独作品として作られることになったという。

本作では、ともにロンドンに拠点を置き、敵対する二つの犯罪組織が中心となる。主要キャラクターは3人。そのうち一つの犯罪組織のリーダーで、権力を保つために闘うコンラッド・ハリガン、その妻で手に負えないメイヴ、そのうち一つの組織の忠実なフィクサーとして、なんとしてもファミリーを助けようとするハリー・ダ・ソウザ。

5代目ジェームズ・ボンドとして『007/ゴールデンアイ』や『007/ダイ・アナザー・デイ』に主演したピアース・ブロスナンがコンラッド役を、英国のエリザベス2世に扮した『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、アクションものの『RED/レッド』シリーズや『ワイルド・スピード』シリーズにも参加するヘレン・ミレンがメイヴ役を、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ヴェノム』シリーズといった大ヒットアクション映画で主役を務め、ギャングドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』にも出演していたトム・ハーディがハリー役を担う。ちなみにトムがリッチー監督作に出演するのは、2008年の『ロックンローラ』に続いて2回目。彼ら3人のメインキャラクターのファーストルック画像が到着した。

MobLand

MobLand

MobLand

ほかには、パディ・コンシダイン(『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』)、ジョアンヌ・フロガット(『ダウントン・アビー』)、ララ・パルヴァー(『SHERLOCK/シャーロック』)、アンソン・ブーン(『セックス・ピストルズ』)、マンディープ・ディロン(『CSI:ベガス』)、ジャスミン・ジョブソン(『トップボーイ』)、ジェフ・ベル(『トップボーイ:サマーハウス』)、ダニエル・ベッツ(『ファルチャー 失踪捜査』)、リサ・ドワン(『トップボーイ』)、エミリー・バーバー(『エイリアニスト』)といった面々も出演する。

リッチーは全10話のうち初回を含む計2話で監督を担当。脚本は、ロンドンの裏社会を描いた『トップボーイ』シリーズで知られるロナン・ベネットが執筆する。製作総指揮には、リッチーとベネット、そしてハリー役のトムのほか、デヴィッド・C・グラッサー(『イエローストーン』)、ジェズ・バターワース(『ブラック・スキャンダル』)、クリス・サイキエル(『ハイジャック』)、アイヴァン・アトキンソン(『ジェントルメン』)、ロン・バークル(『メイヤー・オブ・キングスタウン』)、デヴィッド・ハトキン(『タルサ・キング』)、ボブ・ヤーリ(『1923』)などが名を連ねる。

この作品はロンドンで2024年後半に撮影されたと報じられていたため、今年3月末のリリースは異例の早さと言えそうだ。日本上陸を楽しみに待ちたい。

『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』全7シーズンはAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times米Variety米TV Line