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Netflixが、2024年下半期に打ち切った注目ドラマシリーズの視聴数が明らかになった。米Deadlineが報じている。
Netflixが視聴数を公開
Netflixは、番組の製作コストと視聴パフォーマンスに基づき、どのシリーズを更新、またはキャンセルにするか決定を下している。Netflixは、2024年7月から12月に配信開始された番組の視聴者数を示す、「What We Watched」レポートを発表した。
その結果によると、上半期に最も視聴されながらもキャンセルされた番組は、ジェフ・ゴールドブラム主演のギリシャ神話コメディ『KAOS/カオス』で、 2030万回の視聴数を記録。『このサイテーな世界の終わり』のチャーリー・コヴェルがクリエイターを務めた『KAOS/カオス』は、最初の数日間で340万回の視聴数を記録し、比較的好調なスタートを切った。配信開始から1週間で590万回の視聴数を獲得したが、配信開始の翌月にキャンセルになっている。その後の5ヶ月で視聴数が1000万回しか増えず、持続力が期待できなかったこと、また、おそらく製作費が低くなかったことが浮き彫りとなった。
また、ロブ・ロウ主演のコメディドラマ『限界ダディ』シーズン2は8月1日に配信開始され、半年間の視聴数は310万回となり、10月にキャンセルが決定。その他にも、『ザット ’90s ショー』シーズン3は8月22日に配信開始され、10月に打ち切りに。半年間の視聴数は560万回だった。
ちなみに、2024年上半期の情報となるが、米NBCUでキャンセルされた後、Netflixに救済され、『30 ROCK/サーティー・ロック』のティナ・フェイがプロデュースしたコメディドラマ『Girls5eva/ガールズ5エバー』シーズン3の数字も伸びなかったという。2024年3月14日に配信された同シリーズは、シーズン1が60万回、シーズン2は40万回に届かず、シーズン3の数字も30万回で打ち切りが決定した。
Netflixは次々と新作を投入する一方で、視聴データに基づいた厳しい判断も下している。今後も、話題作が打ち切りの波に飲み込まれるのか注目が集まる。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline
Photo:Netflixシリーズ『限界ダディ』全2シーズンは独占配信中