![【配信】海外ドラマランキング|『ゲーム・オブ・スローンズ』×西部劇が好スタート](https://dramanavi.net/wp-content/uploads/2025/02/Ranking-S_279701.jpg)
全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(※放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングを紹介しよう。
配信ランキング(ニールセン調べ)
2025年1月6日(月)から2025年1月12日(日)までの順位は以下の通り。
ドラマ(オリジナル)
- 『イカゲーム』(Netflix/計16話)...23億6500万分
- 『ランドマン』(Paramount+/計10話)...13億7800万分
- 『アメリカ、夜明けの刻(とき)』(Netflix/計6話)...12億5400万分
- 『ヴァージンリバー』(Netflix/計64話)...8億7800万分
- 『ミッシング・ユー』(Netflix/計5話)...7億5200万分
- 『THE TRAITORS(原題)』(Peacock/計26話)...5億5500万分
- 『イーヴィル:超常現象捜査ファイル』(Netflix/Paramount+/計50話)...4億6600万分
- 『サイロ』(Apple TV+/計19話)...4億5000万分
- 『ジェリー・スプリンガー・ショーの真実:ファイト、カメラ、アクション!』(Netflix/計2話)...4億2000万分
- 『ビーストゲーム』(Amazon Prime Video/計5話)...4億5000万分
ドラマ(非オリジナル)
- 『ブルーイ』(Disney+/計154話)...11億700万分
- 『ボブズ・バーガーズ』(Hulu/計281話)...9億3600万分
- 『イコライザー』(Netflix/Paramount+/計63話)...8億4700万分
- 『グレイズ・アナトミー』(Hulu/Netflix/計439話)...7億5300万分
- 『デクスター』(Netflix/Paramount+/計96話)...7億3100万分
- 『ファミリー・ガイ』(Hulu/計435話)...7億2300万分
- 『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(Max/計281話)...6億4400万分
- 『フレンズ』(Max/計243話)...6億4400万分
- 『ギルモア・ガールズ』(Netflix/計153話)...6億500万分
- 『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(Hulu/Netflix/Paramount+/計477話)...5億9600万分
映画
- 『HORIZON: AN AMERICAN SAGA ― CHAPTER 1(原題)』(Max/Netflix)...5億2400万分
- 『怪盗グルーのミニオン危機一発』(Netflix/Peacock)...5億500万分
- 『怪盗グルーの月泥棒 3D』(Netflix/Peacock)...3億8600万分
- 『白鯨との闘い』(Netflix)...3億200万分
- 『マッドマックス:フュリオサ』(Max/Netflix)...2億8800万分
- 『アドヴィタム』(Netflix)...2億7500万分
- 『フォールガイ』(Amazon Prime Video)...2億4700万分
- 『インターステラー』(Netflix/Paramount+)...2億3600万分
- 『モアナと伝説の海』(Disney+)...2億3300万分
- 『ラッシュアワー』(Netflix)...2億2200万分
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。
韓国発の大ヒットシリーズ『イカゲーム』がこの週も断トツ。3年ぶりの新シーズン(全7話)リリースから3週目となる今回は、40億分超の視聴時間を記録した過去2週ほどではなかったものの、23億6500万分と2位以下に10億分近い差をつけた。
それを追うのは、毎週新しいエピソードが追加される『ランドマン』(13億7800万分)と、1月9日(木)に解禁となったNetflixの西部劇ドラマ『アメリカ、夜明けの刻(とき)』(12億5400万分)。『ランドマン』は、1月5日(日)に発表された第82回ゴールデン・グローブ賞のテレビシリーズ(ドラマ部門)主演男優賞にビリー・ボブ・ソーントンがノミネートされていた(受賞したのは『SHOGUN 将軍』の真田広之)。一方『アメリカ、夜明けの刻』は、『レヴェナント:蘇えりし者』の脚本家マーク・L・スミスがクリエイターを務め、『キングダム/見えざる敵』のピーター・バーグが監督を担うミニシリーズ。舞台は1857年のアメリカ。世の中は混乱を極め、苦痛に満ちあふれ、誠実で穏やかな暮らしは憎悪と恐怖に飲み込まれている。情け容赦ない地域に安住の地はなく、重要なのは生き残ること。文化、宗教、コミュニティが激しく衝突する中で、男女問わず人々がその地を守り、支配するために命をかけて戦う姿を検証する作品で、「『ゲーム・オブ・スローンズ』の西部劇バージョン」とも称され、IMDbで8.1と高い評価を得ている。
オリジナルドラマ部門では、『特殊作戦部隊:ライオネス』や『ブラック・ダヴ』が圏外となる中、前週に初めてニールセンのランキング入りを果たしたSFドラマ『サイロ』が9位から8位に浮上。シーズン2最終話を迎える次回、引き続きランクインできるか。
ドラマ以外では、6位にゲーム番組の『THE TRAITORS(原題)』、9位にドキュメンタリー番組の『ジェリー・スプリンガー・ショーの真実:ファイト、カメラ、アクション!』が入った。2023年に始まった前者は、もともとオランダで生まれた番組をもとにしており、アラン・カミング(『グッド・ワイフ』『インスティンクト -異常犯罪捜査-』)がホストを務める。後者は、アメリカで1991年から2018年まで続いたトーク番組『ジェリー・スプリンガー・ショー』の内幕を追う。出演者として不倫や近親相姦の当事者が顔を揃えることもあり、怒号が飛んだり乱闘騒ぎが起きたりと場が荒れることでおなじみだった番組について内部関係者が口を開き、最も破天荒な人気番組となった裏にある暗い真実が明かされる。
非オリジナルドラマ部門では、この週も『イコライザー』が『グレイズ・アナトミー』を上回ることに。昨年12月に始まった前日譚ドラマ『Dexter: Original Sin(原題)』が好評な『デクスター』も含めて、総合部門のトップ10に入った。
映画部門では6作品が入れ替わった。日本でも人気のアニメシリーズ『怪盗グルー』の1作目・2作目がトップ3入り。そして1月10日(金)配信開始のフランス発アクション・サスペンス『アドヴィタム』が6位に初登場となった。フランスの人気俳優ギヨーム・カネ(『ザ・ビーチ』『世界でいちばん不運で幸せな私』)が脚本・製作・主演を兼任した同作は、謎めいた武装集団に誘拐された妻を救うため、真実を追い始めることになった男が主人公。やがて彼は、フランス国家憲兵隊治安介入部隊 (GIGN) に所属していた自らの過去に縛られ、自分の手には負えない国家的陰謀に巻き込まれていく…というストーリーだ。残る3作品は、昨年日本でも公開されたライアン・ゴズリング主演のアクションコメディ『フォールガイ』と、ジャッキー・チェン主演の『ラッシュアワー』、『モアナと伝説の海』。
(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixオリジナルシリーズ『アメリカ、夜明けの刻』独占配信中