『SATC』サラ・ジェシカ・パーカー、気に入らないドレスを切り刻んだ!?

人気ドラマ『SEX AND THE CITY』の新たな企画として今年初めに始動したポッドキャスト番組『Are You a Charlotte?(原題)』。その中で、キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーが非常に嫌ったドレスがあることが明かされた。米Entertainment Weeklyが伝えている。

嫌すぎて勝手にアレンジ

『SATC』とその続編『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』でシャーロットを演じてきたクリスティン・デイヴィスは、自身がホストを務めるポッドキャスト番組の中で共演者のサラが気に入っていないドレスがあることを明かした。

それは、『SATC』シーズン3第12話「恋愛における嘘」でシャーロットがトレイ(『ツイン・ピークス』のカイル・マクラクラン)と結婚する際に、ブライズメイドの一人を務めたキャリーが着たヴェラ・ウォンのドレス。サラはいまだにこのドレスへの不満を忘れていないという。

SEX AND THE CITY

「サラは親友の結婚式でベージュを着たくなかったの」とクリスティン。この結婚式の撮影は特に大変だったようで、ポッドキャスト番組のこの回にゲスト出演したショーランナーのマイケル・パトリック・キングも、「人生で最も長く感じた日の一つだった」と回想するとともに、「サラはヴェラ・ウォンのドレスを切り刻んじゃったんだよね」と付け加えた。「彼女はあのドレスが大嫌いだった。ベージュを着るのがどうしても嫌で、ドレスを切り刻んでタータンチェックの布を縫い付け始めたんだ。というのも、トレイがキルト姿だったからね。本当に面白かったよ」と裏話を披露。

クリスティンは「彼女は正気を失ってた。ある時、彼女が私のところに来て“理解できない…”って言ったの。でも私は“でもこれはシャーロットの結婚式よ。あなたがベージュを着るのは当たり前でしょ?(ほかのブライズメイドと)お揃いなんだから。むしろ、あなたが何を理解できないのかが分からないわ”って返したの」と振り返っている。

SEX AND THE CITY

キングは別の衣装にまつわる裏話も披露。それは、シーズン6でキャリーがパリのホテルの部屋で着ていたヴェルサーチのドレス。まるでミルフィーユのようにいくつものレイヤーがふんわりと重なり、のちにアイコニックなドレスの一つとなったこの衣装を、衣装デザイナーのパトリシア・フィールドが自分に見せた時のことを振り返った。

このドレスを初めて見た時のキングは、「キャリーはどうやってそれをパリに持ってきたの?」とフィールドに言ったそう。「ニューヨークからパリまでそのドレスを持って行くには、トランクが3つは要りそうだった。そう思った僕はそれを作品に出せない理由を論理的に説明したんだ。でもふと我に返って、“そっか。番組にこれがあった方がいいんだ”と思ったから、パトリシアに“OK”って言ったんだ。あれはいい教訓になった。時に衣装は論理よりも大切なんだって学んだよ。いまだにあの衣装は語り継がれているからね」

『SEX AND THE CITY』全6シーズン、『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

Photo:『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』© 2023 Home Box Office, Inc. All rights reserved. © 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.