本家以来にアレも復活!『AND JUST LIKE THAT...』シーズン3についてクリエイターが語る

世界中で社会現象を巻き起こした『SEX AND THE CITY』の続編で、2025年にシーズン3が解禁予定の『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』。この度、クリエイターを務めるマイケル・パトリック・キングが米Entertainment Weeklyの取材に応じ、シーズン3の展開や新たに登場するキャストについて語った。

キャリーのナレーションが戻ることに。その理由とは?

「シーズン3を一言で表現するなら“新しい”だね。すべてが新しいんだ」と話したキング。シーズン2フィナーレでは、主人公のキャリーと恋人のエイダンが彼の家族に関する事情から一旦離れ離れになるという衝撃の展開が描かれたことで多くのファンが困惑したが、このことについてキングは「物語における重要なポイントだった」と表現する。

「視聴者を苦しめたいわけじゃない。キャリーとエイダンの関係は、二つの視点を含むからドラマティックでエキサイティングなんだ。恐らくファンの半分は“もう十分でしょ!”って感じで、キャリーがこの関係を続けることを望んでいないだろう。残る半分のファンは、誰かを愛するということには家族も関係してくることだと理解している。キャリー・ブラッドショーが恋愛中で、どうやったら相手との関係が成り立つかを模索しているのは興味深い。ある程度の年齢になったら誰もが過去を持っているものだからね。それにキャリーとエイダンの関係にはいくつかの地雷があるし。僕たちはそのことも強く意識しているよ」

キングによれば、シーズン3ではキャリーに続いてミランダも家を買うなど、メインキャラクターのストーリーはもちろん、そのほかのキャラクターの新たな恋や障害も描かれる。しかしチェ役のサラ・ラミレスニア役のカレン・ピットマンは戻ってこない。カレンは『ザ・モーニングショー』などにも出演しており、スケジュールの都合で降板するようだ。「(別れは)ニューヨークでも人生でも起きることだし、僕たちはただ前に進むだけ。自分にとってとても大切な人に出会っても、気付けばその人に10年間会っていなかったなんてこともあるんだから」とキングは語り、前を向く姿勢を貫いている。

シーズン3の新キャストとして、ロージー・オドネルやチェリ・オテリ、メカッド・ブルックス、ジョナサン・ケイク、ローガン・マーシャル=グリーンが伝えられていたが、『アガサ・オール・アロング』のパティ・ルポーンの参戦も新たに決定。さらに、シーズン2に出てきたエイダンの元妻キャシー役のローズマリー・デウィットが再登場するほか、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』のクリステン・シャールも出演するという。

「50代でのデートは面白いこと」とシーズン3について匂わせるキング。「結婚しているキャラクターもいれば、独身のキャラクターもいるし、交際中のキャラクターもいる。人生におけるこの段階でどうやって生きていくかって、まるで迷路のようだよね」

また、ファンにとって大きな変化となるのがナレーション。過去2シーズンの『AND JUST LIKE THAT...』ではキャリーのナレーションが控えめだったが、シーズン3では本家のようにフィーチャーされるという。「『SEX AND THE CITY』時代のナレーションでは、キャリーは全体を俯瞰して話していて、視聴者にキャラクターたちの考え方や感じ方を伝えていた。でも『AND JUST LIKE THAT...』のシーズン1と2では、彼女が自分の感情を分かっていないと思ったから、ナレーションを取り除いたんだ。ただ今の彼女は再び感情を感じ始め、自分が世界のどこにいるのかを俯瞰するようになってきた。キャリーのように本を書くことはとても個人的な作業で、面白いことに視聴者との直接的で親密な会話に近い。もしかしたら、キャリーが視聴者に向けて語っていることは、親友にさえ言わないようなことかもしれない」と、ナレーションをオリジナルのように戻した理由について話している。

『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』シーズン3は米Maxにて2025年リリース予定。シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly①Entertainment Weekly②