【放送】海外ドラマランキング|『シカゴ・メッド』が急成長の新作ドラマをかわして1位に

全米ネットワーク放送の週間ランキングのトップ10(ニールセン調べ)が発表された。

放送ランキング(ニールセン調べ)

2025年1月20日(月)から1月26日(日)までの順位は以下の通り。

  1. 『シカゴ・メッド』(NBC)...603万人/3.6レーティング
  2. 『ハイ・ポテンシャル』(ABC)...575万人/3.4レーティング
  3. 『シカゴ・ファイア』(NBC)...564万人/3.3レーティング
  4. 『GBI 特別捜査官 ウィル・トレント』(ABC)...554万人/3.3レーティング
  5. 『シカゴ P.D.』(NBC)...486万人/2.9レーティング
  6. 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(NBC)...478万人/3.0レーティング
  7. 『Shifting Gears(原題)』(ABC)...461万人/2.7レーティング
  8. 『LAW & ORDER』(NBC)...433万人/2.7レーティング
  9. 『ザ・ルーキー』(ABC)...335万人/2.0レーティング
  10. 『20/20』(ABC)...321万人/2.0レーティング

人気の『シカゴ』シリーズが3作品揃ってトップ5入り。1月8日(水)にシーズン後半が始まり、それに続く新年2話目が22日(水)に放送されたこのタイミングで、『シカゴ・メッド』が視聴者数603万人で1位に、『シカゴ・ファイア』が564万人で3位に、『シカゴ P.D.』が486万人で5位につけた。同シリーズは翌週29日(水)に5年ぶりの3作品クロスオーバーが控えており、さらに数字を伸ばしそうだ。

トップと28万人差で2位に入ったのは、2024年9月に始まった米ABCの新作ドラマ『ハイ・ポテンシャル』。2021年に始まったフレンチミステリー『IQ160清掃員モルガンは捜査コンサルタント』のアメリカ版リメイクで、高い知能と独特の性格の主人公が警察で捜査に当たるユニークなクライムドラマだ。

モーガン・ギロリー(『フィラデルフィアは今日も晴れ』のケイトリン・オルソン)は3人の子どもがいるシングルマザー。LAPD(ロサンゼルス市警)の清掃員をしているが、IQ160という天才頭脳の持ち主。独特の思考方法である事件を解決したことをきっかけに、LAPDの重大犯罪課のコンサルタントとして採用されることになり…。

昨年9月に放送された第1話は359万人と決して高い数値ではなかったが、オリジナルと同じように高い評価を受けて、その後の3日間でマルチプラットフォームを通じて視聴された結果、累計で1150万人まで数字を伸ばす。徐々に人気が高まり、2025年1月14日(火)に放送された第9話はマルチプラットフォームで1319万人に到達。ABCの新作ドラマとしてここ6年間に最も好調な滑り出しを見せた作品となり、今回のエピソードが放送された1月21日(火)にはシーズン2制作も発表された。まさに、“高い潜在能力”を発揮した形だ。

トップ10ランキング常連の『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』はシーズン21後半のスタート前ということもあってこの週はCBS番組の姿はなく、ABCとNBCが5枠ずつを占める結果に。

ABCは、前述の『ハイ・ポテンシャル』に加えて、1月初めに解禁となったティム・アレン(『ラスト・マン・スタンディング』)とカット・デニングス(『NYボンビー・ガール』)共演の新作シットコム『Shifting Gears(原題)』が7位に、1月初めにシーズン3とシーズン7がそれぞれ幕を開けた『GBI 特別捜査官 ウィル・トレント』が4位、『ザ・ルーキー』が9位にランクイン。ドラマ作品以外では、1978年から続く長寿番組で近年はアメリカの実録犯罪やセレブの事件を取り上げる『20/20』が10位に滑り込んだ。

一方のNBCは、『シカゴ』シリーズのほかには、同じく人気シリーズの『LAW & ORDER』がお目見え。シーズン26、通算560話を超えた『~性犯罪特捜班』が6位、シーズン24、通算510話超えの本家が8位につけている。

『シカゴ・ファイア』シーズン1~10、『シカゴ P.D.』シーズン1~9、『シカゴ・メッド』シーズン1~8はHuluにて配信中。

(海外ドラマNAVI)