米ABCにて昨秋スタートした新作クライムサスペンスドラマ『ハイ・ポテンシャル』。日本でもリメイクされ、シーズン7で幕を閉じた人気医療ドラマ『グッド・ドクター』の枠(毎週火曜日21:00)を埋める形で放送スタートした本作は高く評価されており、今後にさらに期待が集まる注目作。そんな『ハイ・ポテンシャル』を見るべき理由について、米Screen Rantが解説する。
『ハイ・ポテンシャル』の面白さはお墨付き
『ハイ・ポテンシャル』は、仏TF1で放送中の『モルガン 天才捜査コンサルタントの殺人事件簿』のアメリカリメイク作。仏オリジナル版はシーズン1が放送時の累積平均視聴者数が約1150万人と、フランスのテレビ史上3番目に視聴されたドラマシリーズ。今ではシーズン4までが放送済みで、アメリカだけでなくスロバキア、ハンガリー、チェコ、ギリシャでもそれぞれの国を舞台にしたリメイク版が放送されている。まさに世界を席巻中のフレンチミステリーだ。
そんな注目の新シリーズで主演を務めるのは、人気シットコム『フィラデルフィアは今日も晴れ』のディーンドラ・レイノルズ役で知られるケイトリン・オルソン。彼女が演じる人並外れた頭脳を持つシングルマザーのモーガンが型破りな才覚で犯罪を捜査する姿を描く。モーガンは融通の利かないベテラン刑事(ダニエル・サンジャタ)と、異例で強力なチームを組んで犯罪に挑む。脚本を担当するのは、『グッド・プレイス』、『オデッセイ』を手がけたドリュー・ゴダード。
『ハイ・ポテンシャル』の視聴率は、『グッド・ドクター』シーズン7を大きく上回る
『ハイ・ポテンシャル』シーズン1は現在も本国アメリカで放送中だが、中間地点の視聴率は『グッド・ドクター』の最終シーズンよりも好調だ。
『グッド・ドクター』シーズン7の平均視聴者数は約511万人だったのに対し、『ハイ・ポテンシャル』シーズン1は第8話(全11話構成)の時点で、約660万人を記録。米TV Lineによると、『ハイ・ポテンシャル』は最も視聴されている新作シリーズのひとつであり、『グッド・ドクター』と比べて視聴者数が40%増加したとのこと。
『グッド・ドクター』のシーズン1は平均視聴者数1500万人以上を誇ったが、7年間続く中で視聴者数は徐々に減少。エピソード単位で見ると、『ハイ・ポテンシャル』は前任者の最終シーズンを上回る成績を残したことになる。もちろん『グッド・ドクター』のピーク時の視聴者数にはまだ及ばないが、今後のさらなる成長に期待は集まる。
『ハイ・ポテンシャル』は長続きできそう?!
先に述べた通り、『ハイ・ポテンシャル』は好調なスタートを切っている。配信サービスの台頭により製作されるドラマシリーズの数も増え、次々に新しいシリーズが生み出される一方で、打ち切られる作品も少なくない。そんな中でも、『ハイ・ポテンシャル』はシリーズの継続が期待されており、今後も同等の、あるいはそれ以上のパフォーマンスを発揮することができればABCの看板シリーズに仲間入りできるかもしれない。
『ハイ・ポテンシャル』シーズン1は米ABCにて放送中。日本では、1月23日(木)よりDisney+(ディズニープラス)にて独占配信スタート。フランスオリジナル版『モルガン 天才捜査コンサルタントの殺人事件簿』は、U-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)