放送終了から約15年が経過した今、『アグリー・ベティ』のマイケル・ユーリとベッキー・ニュートンが新たなポッドキャスト『Still Ugly(原題)』を開始し、マークとアマンダコンビの誕生秘話、リブートについてどう思っているかを明かした。
マーク&アマンダの最強コンビはどうやって生まれた?
ファッションとゴシップに目がなく、ベティをイジることが何よりの楽しみだった毒舌アシスタントコンビ、マークとアマンダ。視聴者に数々の名シーンを届けた二人だが、もともとこのデュオは予定されていなかったという。
「マークとアマンダがセットになる計画なんて最初はなかった。時々一緒のシーンはあったけど、二人がずっと絡む予定はなかったんだ」とマイケル。「そもそも、僕のキャラクターは第2話には出ないはずだった。パイロット版のみ出演の予定だったんだよ」
もともと、ウィルミナ(ヴァネッサ・ウィリアムズ)のアシスタントは毎回変わる設定だったが、撮影現場での相性が抜群だったため、マイケルは徐々に存在感を増していったという。
「ヴァネッサは“カメラに映らないようにどいて”じゃなくて、“もっと近くに立って、画面に入るように”って言ってくれたんだ。だから僕はパイロット版で予定よりも多くのシーンに出ることになった。撮影が終わる頃にはキャストの集合写真にも入ってたよ」
一方、マークとアマンダがコンビとして定着したのは、ほんの小さなアドリブがきっかけだった。
「第3話か第4話のとき、ベッキーと僕が3行のセリフを交わすシーンがあった。でも、それを10行の会話に膨らませたんだ。そしたら、プロデューサーが“これは面白い、もっとやらせてみよう”ってなった」
こうして誕生したマーク&アマンダの最強コンビ。今や『アグリー・ベティ』を語る上で欠かせない存在となった。
スピンオフ&リブートの可能性は…?
スピンオフのアイデアについて聞かれると、マイケルは以下のように回答。
「『Mode UK』をやろうとか、ベッキー&マイケルのトークショーを作ろうとか、いろんな話があったよ。このポッドキャストを通じて、昔のエピソードを振り返れるのはすごく意味がある。あの4年間が完璧に保存された記録として残っていることが嬉しいし、それをキャストやファンと共有できるのは最高だ。でもさ、リブートもやりたいんだよね。もう一度、あの世界に戻りたい」
「みんな決まってこう聞いてくるの。リブートはいつ?ってね。正直、まだ何も決まっていないけど、絶対にやるべきという気持ちはある。キャスト全員が同じ思いだと思う。誰一人としてやりたくないなんて言う人はいないはず。みんなこの作品を心から愛しているし、撮影時の経験は本当にかけがえのないものだった。何が起こるかはわからないけど、まだまだこのキャラクターたちについて語りたいことは山ほどある。彼らが今どんな人生を送っているのか、それを想像するだけでもワクワクする」と、ベッキーも前向きであることを明かした。
果たして『アグリー・ベティ』のリブートは実現するのか? ポッドキャスト『Still Ugly』での語らいが、次なるプロジェクトのきっかけとなるかもしれない。
『アグリー・ベティ』全シーズンはDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline
Photo:Instagramアカウント@uglybettytvより