『SUITS/スーツ』ハーヴィー役ガブリエル・マクト、家族と共に“旅する人生”へ
『SUITS/スーツ』© 2016 Open 4 Business Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

世界中でヒットしたリーガルドラマ『SUITS/スーツ』で主人公の一人ハーヴィー・スペクターを演じたガブリエル・マクト。2019年にドラマが終了してから、アメリカを離れているがその理由を明かした。

 

子どものために選んだライフスタイル

『SUITS/スーツ』シーズン9の撮影終了後、家族とともにアメリカ国外に移住したガブリエル。しかし、正確な移住地は秘密のままだ。

「誰にも住んでいる場所を教えない。プライバシーを大切にするからね。町を出て、世界中を旅しているんだ」と、妻ジャシンダと娘サティーン(17歳)、息子のルカ(10歳)と共に旅をライフスタイルにしていることを米Peopleに語った。

この決断の背景には、コロナ禍前に立てていた教育プランの変更があったという。「当初、子どもたちを学校から引き取り、ホームスクーリングに切り替える予定だった。でも、それがうまくいかず、結局マンハッタンに留まることになった」しかし、その後もニューヨークでの生活はしっくりこなかったようで、「それなら、いっそ世界を旅しよう」と決断した。

“ハーヴィー・スペクター”からウイスキービジネスへ

『SUITS』終了後、ガブリエルは新たなキャリアを模索し、現在はBear Fight Whiskeyのクリエイティブパートナー兼エグゼクティブシェアホルダーとして活動している。「これまで何度かブランドアンバサダーの仕事をしたけれど、ただ広告塔になるのではなく、本当に意義のある会社のパートナーになりたかったんだ」と語る。

『SUITS』のファンにとっても、この展開は興味深いだろう。ガブリエルが8年間演じた敏腕弁護士ハーヴィー・スペクターといえば、スコッチウイスキーをこよなく愛するキャラクターとして知られる。

「ハーヴィーは“マッカラン(スコッチ)の男”だったけど、僕は違う。僕は“ベアファイト(バーボン)の男”だよ」

さらに、「ただ、美味しくて手頃な価格で、誰でも楽しめるウイスキーを求めているんだ。これはトップシェルフの高級ウイスキーではなく、もっと親しみやすいもの。僕自身も、ハーヴィーよりもずっと普通の人間だからね」と続けた。

『SUITS』後の人生で、ガブリエルは新たなキャリアパスを模索している。彼は現在、Bear Fight Whiskeyのクリエイティブパートナー兼エグゼクティブシェアホルダーだ。「私はブランドアンバサダーとして商業的な仕事を何度かしたけど、意味のある会社のパートナーになりたかった」と、PEOPLEに語った。

ウイスキービジネスに邁進する一方で、『SUITS』のスピンオフ『Suits:LA(原題)』に出演予定。俳優復帰を果たす彼が、今後どのような活躍を見せるのか注目したい。

『SUITS/スーツ』はNetflix、Prime VideoHuluなどで配信中。(海外ドラマNAVI)