TV界における世界最高峰の賞として知られるエミー賞のルールが、2025年に開催される第77回プライムタイム・エミー賞より、一部変更になることが明らかとなった。
レギュラー→ゲストの“おかわり”は不可に
米Varietyによると、エミー賞を主催する全米テレビ芸術科学アカデミーがいくつかのルールを変更することを発表した。そのうちの一つは次の通り。「ある出演者が主演または助演賞でノミネートもしくは受賞を果たした場合、その出演者は将来的に同じシリーズの同じ役でゲスト賞の対象となる資格を持たない。ただし、主演または助演部門の対象となるのは引き続き可能」としている。
過去の事例でこのルール変更が該当するのは、2018年に『ザ・クラウン』のエリザベス2世役でエミー賞の主演女優賞を受賞したクレア・フォイだ。『ザ・クラウン』は2シーズンごとに時代設定が変わることから、若き日のエリザベス2世を演じたクレアもシーズン2をもってレギュラー降板となった。しかし、シーズン4のフラッシュバックシーンに姿を見せ、2021年にゲスト女優賞を受賞。その後、シリーズフィナーレとなるシーズン6最終話にもゲストとして参加し、その演技で2024年にも同部門にノミネートされた。
そのほかには、『THIS IS US/ディス・イズ・アス』でウィリアム・ヒルを演じた故ロン・セファス・ジョーンズの例もある。ロンは、レギュラーキャストだった2017年に助演男優賞にノミネートされた。その後、ゲスト出演に移ったロンは、2018年、2019年、2020年と3度ゲスト男優賞にノミネートされ、そのうち2018年と2020年に賞を獲得している。
つまり今回の新ルールでは、クレアやロンのように主要キャスト時代にエミー賞候補となった人は、同じ作品のゲスト出演へ移った時点で同賞にノミネートされる資格を持たなくなるということだ。ルール変更の理由は明らかにされていないが、できるだけ数多くの俳優にノミネートのチャンスを与える配慮ではないかと思われる。この変更は、2025年の第77回プライムタイム・エミー賞より適応開始となる。
さらに、2025年よりデイタイム・エミー賞とデイタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞の開催時期が6月から10月へ、ニュース・ドキュメンタリー番組のエミー賞が9月から6月へ移ることも発表された。
2025年のエミー賞ではどんな作品や俳優が候補となるか、楽しみに待ちたい。
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Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』独占配信中/『THIS IS US/ディス・イズ・アス』TM & © 2016-2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.