マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)において最も長く続いたテレビシリーズ『エージェント・オブ・シールド』(以下『AoS』)は、2013年にスタートし、2020年に7シーズンで幕を下ろした。第三者の分析によると、『AoS』はNetflixオリジナルシリーズを含むどのマーベルのテレビシリーズよりも人気だったというが、それではなぜ7シーズンで終わりを迎えたのか。
本当はシーズン4で打ち切り予定だった
実は、放送局の米ABCはシーズン4終了後に打ち切りを検討していたが、ディズニーからの要請によりシーズン5の製作を決定したと伝えられている。シーズン5を映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』とつなげ、マーベル・テレビジョンはそこで『AoS』を終結させようと、シーズン5最終回の第22話には「結末」というタイトルをつけたほどだった。
しかし、ABCはさらに短縮版の2シーズンを製作することを決定。視聴者には楽しめる内容だったものの、整合性の面で問題が生じる結果に。マーベル・テレビジョンとマーベル・スタジオの距離は開いてしまい、『AoS』の脚本家や製作陣は、サノスの「指パッチン」がどのように解決されるのかを全く知らなかったという。マーベル・テレビジョンには、「指パッチン」を無視し、すべての物語がそれ以前に起こったかのように振る舞うしか選択肢がなかったのだ。
最終的に『AoS』の終わりを決めたのはABCではなくマーベルだった。マーベル・テレビジョンの責任者であるジェフ・ローブによると、ABCのチャニング・ダンジー社長がシーズン7を提案した際、製作チームで番組の将来について話し合ったという。「もう1シーズンいただけるというのは、とても光栄で喜ばしく、すばらしいことだとみんなで話しました。しかし、これで最後にしようということになったのです」
マーベルは当時、Netflixによる『Marvelデアデビル』、『Marvelルーク・ケイジ』、『Marvelジェシカ・ジョーンズ』などの人気シリーズの打ち切りを経験しており、今回は自分たちの意志で番組を締めくくりたいと考えたようだ。
とはいえ、今後のマーベル作品に『AoS』のキャストやスタッフが戻ってくる可能性は残されている。最近では『デアデビル』の新シリーズ『Daredevil: Born Again(原題)』が進行しており、主人公デアデビルことマット・マードック役のチャーリー・コックスと、その宿敵キングピンことウィルソン・フィスク役のヴィンセント・ドノフリオがキングピン役の復帰が決定した。この流れに『AoS』も乗るのか、マーベルの今後の展開に注目していきたい。
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Photo:『エージェント・オブ・シールド』© 2013 ABC Studios and Marvel Television. All Rights Reserved.