ガブリエル・ガルシア=マルケスのベストセラー「百年の孤独」を映像化したNetflixシリーズ『百年の孤独』が12月11日(水)より独占配信スタートとなる。
「百年の孤独」とは?
1967年に出版された「百年の孤独」は、1982年にノーベル文学賞を受賞したガブリエル・ガルシア=マルケスの代表作の一つ。スペイン語文学としてアメリカ圏で傑作と称されるにとどまらず、世界的にも文学の名作として絶大な人気を誇る同作は、これまでに5千万部以上を売り上げ、40を超える言語に翻訳されている。
そんな大ヒット小説をNetflixが映像化。ガルシア=マルケスの息子ロドリゴ・ガルシアとゴンサロ・ガルシア・バルチャが製作総指揮を務めている。
息子ロドリゴは、本作の映像化について「何十年もの間、父は「百年の孤独」の映像化をためらっていました。というのも、時間的な制約のある長編映画化は不可能であり、またスペイン語以外の言語での製作では作品を十分に表現できないと信じていたからです。しかし、現在はシリーズ作品の最盛期です。脚本や監督のレベルも高く、コンテンツも映画のような高品質になり、世界中の視聴者が外国語の作品を受け入れていることを考えると、世界的な規模の視聴者がいるNetflixで本作を映像化するまたとない時期が来ていると思います。私たちはこの作品でNetflixと制作陣をサポートできることをうれしく思います。完成作品を観るのが非常に楽しみです」とコメントしている。
キャスト&監督
出演キャストにはクラウディオ・カターニョ(『La Nieta Elegida(原題)』)、マルコ・ゴンザレス(『バイオ・クライシス -人類最後の敵-』)、スサナ・モラレス(『7 cajas(原題)』)ら。
25人ものメインキャラクターのキャスティングのために、1万人を超える俳優たちと会ったという制作陣。しかし、プロの俳優として活躍する人たちはその中のわずか3割のみだったそう。メインキャスト以外にも、撮影では2万人のエキストラが参加した。
監督には、『スター・ウォーズ:アコライト』や『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』でもメガホンを執ったアレックス・ガルシア・ロペス。
あらすじ
これは、百年の孤独のうちに紡がれる物語。
親の望みに逆らって結婚した、いとこ同士のホセ・アルカディオ・ブエンディアとウルスラ・イグアランは故郷を離れ、新天地を求めて長い旅に乗り出す。友人や冒険者たちに伴われ、ついに先史時代の底石の上を流れる川のほとりに理想郷を見出し、村を築いてマコンドと名付ける。ブエンディア一族は何世代にもわたりこの神秘的な村の未来を刻んでいくが、そこには狂気や禁断の愛、血塗られた不条理な戦争、そして希望も空しく彼らをとがめる恐ろしい呪いの恐怖が付きまとう。
Netflixシリーズ『百年の孤独』、12月11日(水)より独占配信スタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixシリーズ『百年の孤独』、12月11日(水)より独占配信スタート