全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(※放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングを紹介しよう。
配信ランキング(ニールセン調べ)
2024年10月7日(月)から10月13日(日)までの順位は以下の通り。
ドラマ(オリジナル)
- 『ラブ・イズ・ブラインド』(Netflix/計92話)...12億2600万分
- 『アウターバンクス』(Netflix/計35話)...11億9000万分
- 『モンスターズ:メネンデス兄弟の物語』(Netflix/計9話)...9億5300万分
- 『こんなのみんなイヤ!』(Netflix/計10話)...7億8700万分
- 『タルサ・キング』(Paramount+/計14話)...5億7200万分
- 『マーダーズ・イン・ビルディング』(Hulu/計37話)...4億2900万分
- 『ブリティッシュ・ベイクオフ』(Netflix/計98話)...4億1500万分
- 『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』(Prime Video/計16話)...3億7500万分
- 『アガサ・オール・アロング』(Netflix/計5話)...3億1000万分
- 『未解決ミステリー』(Netflix/計32話)...3億分
ドラマ(非オリジナル)
- 『ボブズ・バーガーズ』(Hulu/計273話)...8億6400万分
- 『ブルーイ』(Disney+/計154話)...8億4400万分
- 『ファミリー・ガイ』(Hulu/計434話)...7億6500万分
- 『グレイズ・アナトミー』(Hulu/Netflix/計433話)...6億5700万分
- 『S.W.A.T.』(Netflix/Paramount+/計141話)...6億5300万分
- 『スポンジ・ボブ』(Paramount+/計292話)...5億8900万分
- 『ギルモア・ガールズ』(Netflix/計153話)...5億7800万分
- 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(Hulu/Peacock/計555話)...5億6500万分
- 『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(Max/計281話)...5億2600万分
- 『ザ・シンプソンズ』(Disney+/Hulu/計778話)...5億1200万分
映画
- 『バッドボーイズ RIDE OR DIE』(Netflix)...8億2300万分
- 『メネンデス兄弟』(Netflix)...6億1200万分
- 『インサイド・ヘッド2』(Disney+)...5億1300万分
- 『SING/シング』(Netflix/Peacock)...4億9400万分
- 『ピクセル』(Netflix)...3億1500万分
- 『ねこのガーフィールド』(Netflix)...2億1400万分
- 『ロンリー・プラネット』(Netflix)...2億1100万分
- 『ホーカス ポーカス』(Disney+)...2億800万分
- 『Salem's Lot(原題)』(Max)...2億700万分
- 『トラブル・バスター』(Netflix)...2億100万分
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。
10月10日(木)にシーズン4前半が追加された『アウターバンクス』が視聴時間11億9000万分をマークし、圏外から総合部門2位にランクイン。ノースカロライナ州にあるビーチリゾートで有名なアウターバンクスを舞台に、10代の少年少女たちが失われた財宝伝説をきっかけに危険な事件に巻き込まれる姿を描く青春クライムドラマ。11月7日(木)にシーズン4後半がリリースとなった同作は、来たるシーズン5で幕を下ろすことが決まっている。
同作と人気リアリティ番組『ラブ・イズ・ブラインド』に抜かれた『モンスターズ:メネンデス兄弟の物語』は、3週連続の総合部門トップから3位に後退。ヒットメイカーのライアン・マーフィーが手がける実録犯罪をテーマにしたアンソロジーシリーズ新作は、10億分を切っている(9億5300万分)。この兄弟ものとしてはほかに、実際のメネンデス兄弟が有罪判決を受けた30年前の裁判について語るドキュメンタリー番組が、映画部門の2位にランクイン。
オリジナルドラマ部門では、前週と同じ作品が多くを占める中、4週前まで首位だった『理想のふたり』はランク外。前の週にトップ10から外れた『アガサ・オール・アロング』は、1週間で圏内(9位)に返り咲いた。
非オリジナルドラマ部門では、夏から長らくランキング入りしていた『プリズン・ブレイク』がついにトップ10圏外に。また、『イエロージャケッツ』は1週で外れた。その代わりに、根強い人気の『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』と『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』が8・9位につけている。
前週の7作品に次ぐ6作品が入れ替わったのは映画部門。前述の『メネンデス兄弟』が2位に入ったほか、今年の夏に日本でも公開された大ヒットシリーズ4作目『バッドボーイズ RIDE OR DIE』が1位、アダム・サンドラー主演の2015年のアクションコメディ『ピクセル』が5位、ローラ・ダーン(『ビッグ・リトル・ライズ』)とリアム・ヘムズワース(『ハンガー・ゲーム』シリーズ)共演のロマコメ『ロンリー・プラネット』が7位、およそ30年ぶりに続編が制作されたことも記憶に新しいファンタジーコメディ『ホーカス ポーカス』が8位、スウェーデン発のアクションコメディ『トラブル・バスター』が10位となった。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『アウターバンクス』シーズン1~4はNetflixで独占配信中