複数年にわたって続くTVシリーズでは、さまざまな理由でキャストが降板することがあり、時には同一の役を別の俳優が演じることもある。大ヒット大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』でも実はあるキャラクターがリキャストされていたのだが、覚えているだろうか?
気が付いたら別人が演じていたあの人…
そのキャラクターとは、デナーリスの愛人であるダーリオ・ナハーリス。初登場となる第三章ではエド・スクライン(『REBEL MOON』)が演じていたが、第四章以降はミキール・ハースマン(『フライト・アテンダント』)に引き継がれ、キャラクターのビジュアルも大きく変更された。
キャスティングが変更された際、エドは『トランスポーター イグニション』に出演するために降板したと伝えられたが、エド本人は「政治的」な理由があったと主張。米Entertainment Weeklyのインタビューでは、「私は『ゲーム・オブ・スローンズ』に長く携わるつもりでした。ずっとそう考えていました。続けたかった。すばらしい経験でしたが、政治的な理由で離れることになりました」と出演し続けたかった気持ちと自身の決断ではないことを明かしていた。
「それからはただ“前を見て、ポジティブにいよう。落ち着いて続けよう”と考えていました。物事がうまくいくときはそのメンタルで地に足をつけることで、打ちのめされないようにしています」
また、米TooFabのインタビューでは「この業界は複雑で、常に政治が絡んでいます。振り返ることはありません。私の旅は色々な意味で異例でした。私はただ自分がいかに恵まれているかを考え、できる限り今この瞬間に集中し、この旅の一歩一歩に感謝しています」と業界の事情について語っていた。
残念ながら『ゲーム・オブ・スローンズ』への続投は叶わなかったエドだが、その後は『デッドプール』や『マレフィセント2』『ミッドウェイ』など、話題作への出演を重ねている。また、偶然にも引き継いだミキールとは映画『REBEL MOON』シリーズで共演を果たした。
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